FX取引における「逆張りトレード」が危険な理由

今回は、「逆張りトレード」が危険な理由を説明します。※本連載は、外為オンラインのシニアアナリストである佐藤正和氏の著書、『チャートがしっかり読めるようになるFX入門』(翔泳社)の中から一部を抜粋し、「為替チャート」を使いこなして資産を増やすFX投資術を紹介します。

「下がった時の買い」が損失を抱える原因に・・・

セミナー参加者の方々に話を聞くと、FXでの失敗の大半は、為替レートがずるずる下がっている最中に買ってしまい、大きな損失を抱え込むパターンです。

 

相場の流れに沿った取引を「順張り」、流れに逆らった取引を「逆張り」と呼びますが、逆張り取引をして失敗する投資家が実に多いのです。

 

順張りはトレンドフォローと同じ意味で、上昇トレンドでは「高いものを買って、さらに高く売る」ことを目指します。反対に逆張りは「安いものを買って、高くなったら売る」ことを目指しています。

 

[図表]投資手法には順張りと逆張りがある

 

「どこで下げ止まるか」は神のみぞ知る

日本の投資家は、かなり経験を積まれた方でも逆張りが大好きです。ある意味、逆張りは「安いからお買い得」という日常の買い物感覚に近いため、FXでもその延長線上で逆張り志向になるのは仕方のない面もあります。

 

しかし、下がっているものが「どこで下げ止まるか」は神のみぞ知ること。少なくとも下落が止まり、多少、反転上昇に転じたときに買っても遅くはありません。

 

上昇中のものを高値で買うのはその後の急落が怖いですし、もったいない気もします。しかし、日常のショッピングと違い、為替相場はブランド志向で付和雷同的な面が強く、高くても人気のあるものがさらに人気を呼び、どんどん高くなる傾向が非常に強い世界なのです。

 

横ばいトレンドが続いているときは「上がったら売り、下がったら買う」逆張りも有効ですが、急落している最中に買う、急上昇の最中に売るのは避けるべきでしょう。

 

 

※本書の出版にあたっては正確な記述につとめましたが、著者や出版社などのいずれも、本書の内容に対してなんらかの保証をするものではありません。
※本書に記載されている情報は2016年10月執筆時点のものです。

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連載「為替チャート」を使いこなして資産を増やすFX投資術

外為オンライン シニアアナリスト

外為オンライン・シニアアナリスト 邦銀を経て、パリバ銀行(現BNP パリバ銀行)入行。インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャーなどを歴任。通算30年以上為替の世界に携わっている。

著者紹介

チャートがしっかり読めるようになるFX入門

チャートがしっかり読めるようになるFX入門

佐藤 正和

翔泳社

【本書のポイント】 ●わかりやすいのに本格派の内容なのでじっくり学びたい人に最適 ●初心者がマスターしたいチャートの読み方が充実 ●読みっぱなしで終わらないために厳選した練習問題を掲載 ●口座開設と取引方法のイロハ…

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