有利な立地は「生鮮食料品中心のスーパーの近く」
前回の続きです。
まずはイオンモールなどの総合スーパーよりも、同じイオングループでも、マックスバリュのような生鮮食料品中心のスーパーの近くの方がいいという点です。
衣類などを扱う店も多く入った総合スーパーは、たまの休日、家族で買い物に行く例が多いのです。家族そろってのお出かけのときに、洗濯物をドッサリとクルマに積み込んで、買い物ついでにコインランドリーに寄るでしょうか? 総合スーパーよりも、毎日のように生鮮食料品を買い求めるスーパーの近くの方がコインランドリーに向いているのは当然です。
スーパーへ行く途中に寄れる「道路の左側」が最適条件
さらに、生活道路に面していて、お客さんにとってはスーパーに向かって道路の左側にあることが最適条件となってきます。
クルマは左側通行です。道路の左側に店があれば、スーパーへ行く途中に寄ることができます。コインランドリーに寄って、洗濯している間に買い物をすませる。これが大半の主婦の行動パターンです。スーパーからの帰りに、冷凍食品や傷みやすい生鮮食料品を積んだままコインランドリーに立ち寄るわけがありません。
このように、同じような生鮮食料品を扱うスーパーの近くといっても、人やクルマの流れを読むことによって、いくつものクリアすべき課題が生まれてきます。
最適地を見つけたら、幾度も時間帯や曜日を変えて、人やクルマの量と流れを調べるなど、現地調査を積み重ねてから判断すべきです。