エクササイズで体の筋肉を伸ばす
■エクササイズ
①肩甲骨と体幹のエクササイズ
四つばいの状態で肩甲骨を前方へ突き出し背中を丸めていきます。次に背中を反りながら肩甲骨を背骨の中央に寄せていきます。この2つの運動を交互に行います。
②骨盤と胸郭のエクササイズ
座った状態で右のおしり(殿部)に体重を乗せ、右の側腹部は伸張させ、左の側腹部は筋肉を収縮させます。上体は斜めにならないように腹部の筋肉を使い正中位を保ちます。左右交互に繰り返し行います。
エクササイズで間接的に上肢機能を高めることも可能
③おしりの筋肉(中殿筋)のエクササイズ
横向きの状態で下肢を天井に持ち上げます。下肢を前側に持ち上げたり、体幹がぐらつかないように保持し、まっすぐ天井に持ち上げます。持ち上げたり下ろしたリを繰り返し行います。
④体幹とバランスのエクササイズ
四つばいの状態から左手と右足を伸ばし姿勢を30秒保ちます。これを左右行います。
体幹や肩甲骨の動きが低下し、肩に必要な機能が阻害されると、腕が上がりづらくなるなどの症状が出現します。これらのエクササイズは体幹と肩甲骨の動きを効率よく連動させ、間接的に上肢機能を高めることができます。
⑤下肢と体幹のエクササイズ
仰向けに寝た状態で膝を立てます。肩―腰―膝のラインが一直線になるように殿部と腰を持ち上げます。持ち上げた状態で5秒間保持しゆっくりと床に下ろし、繰り返し行います。
⑥腹筋のエクササイズ
手を胸の前で組み、おへそを見るように上体を約30度持ち上げます。そのまま5秒間保持しゆっくりと上体をおろし、繰り返し行います。