前回は、貯蓄のために真似したい「お金持ちが守る4つのルール」を紹介しました。今回は、「コンビニ」が貯蓄の大きな障害となる理由を説明します。

ほとんどの商品が「定価販売」されているコンビニ

お金にモテるためには、「自分のルール」を守ることが大切です。そのためには、まず「自分の欲求に流されない」という姿勢を確立しておくことが必要です。

 

たとえばコンビニという身近な脅威があります。今の日本では、どれだけ地方の奥地に行っても、コンビニはあります。都会の場合はより密集しており、100メートル圏内に同一チェーンの支店が2軒、3軒とあることも珍しくありません。

 

それほど人々に「便利」とされ、求められているコンビニですが、お金の面で考えると決して「財布に優しい」とは言えません。

 

なぜなら、ほとんどの商品が定価販売だからです。メーカーのキャンペーンなどで「定価より〇〇円引き」という価格設定も増えてはいますが、売れ筋の商品、たとえば生活に必須のティッシュペーパー類や、牛乳、野菜、卵、冷凍食品などは定価で販売されているものが多いです。

「ついで買い」を巧みに誘うような品揃えも脅威

また陳列についても相当研究され、「ついで買い」を巧みに誘うような品揃えやディスプレイになっているのです。コンビニでは棚割りがとても重要で、売れなくなるとすぐに棚から商品が引き揚げられます。

 

入り口から入ってすぐの場所は、売れ筋のエリアです。お店側がいかに戦略的に物を買ってもらうか、とても研究されています。たとえ数十円の差であっても「塵も積もれば・・・」なので、コンビニを利用する際には工夫が必要です。

 

同じものを買うなら、賢く買う。このような積み重ねで、お金は必ず増えていきます。私も、自宅近くのスーパーで、日曜には冷凍食品の半額セールが行われるため、その機会に必ず買うようにしています。

 

コンビニの脅威は、ほんの一例にすぎません。他にも日常に潜む誘惑は数多くあります。「自分の欲求に流されない」という姿勢を、暮らしの中で着実に身につけていくようにしましょう。

本連載は、2017年1月10日刊行の書籍『お金にモテる独身女子50のルール』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

お金にモテる独身女子50のルール

お金にモテる独身女子50のルール

和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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