前回は、「貯蓄が苦手」という心のブロックを解く方法を説明しました。今回は、実現が容易な「利他的な夢」、実現しにくい「自分事の夢」とは何かを見ていきましょう。

何事も「自分主体」に考えるのが貧乏な人の特徴

貧乏な人の考え方には大きな特徴があります。何でも自分主体に考えがちで、概して「我欲」に左右されがちです。一方、お金持ちは、常に自分以外の人のためを思って行動したり、お金を使っています。ひとことで言うと「利他の心」が強いのです。

 

100人の前で夢を語る2人がいます。

 

Aさん「フェラーリに乗って、かわいい彼女とドライブして、プール付きの豪邸に住みたい」

 

Bさん「日本には盲学校が足りないから、目の不自由な人が一人でも多く学べる学校をつくりたい」

 

この2人に対して世間の人たちがいったいどのような印象を抱くか、想像してみてください。まずAさんに対しては、100人全員が「どうぞご自由にやってください」と冷たい目を向けます。なぜなら、Aさんの夢はすべて「我欲」「自分事」であるからです。

 

どれだけスケールの大きな夢を語ったとしても、それが「自分事」である限り、他人からはなかなか共感されにくいのです。そしてBさんの夢に対しては、100人全員が温かな賞賛の声を送るはずです。なぜなら、Bさんの夢はすべて「利他的」だからです。

「利他的な行動」がお金持ちの大原則

さらに言うと、今後Aさんが自分の利己的な夢を叶えることは、なかなか難しいと考えられます。利他的な考え方が〝自分のルール〟として身に染みついているであろうBさんのほうが、夢を成功させる可能性が高いです。

 

Bさんのような〝自分のルール〟を持つことができれば、今はお金がない人も、どんどんお金にモテ始めて、お金持ちになることも夢ではないのです。

 

「利他的に行動する」というのは、ルールの中でも大きな原則ですが、ルールにはもっと細かいものも多数存在します。

本連載は、2017年1月10日刊行の書籍『お金にモテる独身女子50のルール』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

お金にモテる独身女子50のルール

お金にモテる独身女子50のルール

和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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