「新規の参入障壁」が非常に低いアパート経営
前回の続きです。
③特別な知識やテクニックがいらない
サラリーマンがいきなりアパート経営を始めて成功できるのか?
たとえば皆さんが株やFX、あるいは新たにビジネスを始めようとすれば、必勝のテクニックや専門知識、成功ノウハウが必要になります。しかし、ことアパート経営に限って言えば、専門知識やノウハウは必要ありません。
まず、この業界のプレイヤーというのは、昔ながらのいわゆる「大家さん」が多く、高度で専門的な「プロ集団」もいないので、新規の参入障壁が非常に低い、というのが第一点です。
次に、アパート経営では「運営のプロ」になる必要はなく、「オーナー」としてアパートを所有するものですから、実際の運営は信頼できるパートナーを味方に付けることで、サラリーマンが明日にでも始められる投資なのです。
「管理会社」を上手く活用して参入することが重要
たとえばアパート経営に必要な管理業務には、次のようなものがあります。
●入居者募集
●入居者管理
●入出金管理
●建物管理
しかし、こうした実務は委託する管理会社が行います。管理会社は、アパートを満室にして、入居者と建物をしっかり管理することで手数料を得ています。つまりアパート管理のプロです。アパートオーナーとはWIN-WINの関係なので手を抜くことがありません。
ところがこの管理会社を必要と考えないアパート経営者がいます。それが昔ながらの「大家さん」たちです。大家自身が入居者の募集から建物管理まですべて行う方法は「自主管理」といわれています。先祖代々の土地を持つ地主が、アパート経営を長年続けているような場合に多く見られます。
しかし、長年続けているからといって業務に精通しているわけではありません。入居者募集は、ほぼ古くからつき合いのある管理会社頼み。入居者管理では、たとえモラルのない入居者がいても対処法を知らないので、となりの善良な入居者に、逆に退去されてしまうなんてこともあり得ます。
このような昔ながらの「大家さん」がまだまだ多い戦場に、管理会社を上手に使って参入すれば、今日からでもアパート経営はできるのです。