仕入れ、出品作業…副業としては手が掛かりすぎる
そのほかにもサラリーマンでもできる副業には、インターネットオークションやアフィリエイトが考えられます。
ところがインターネットオークションは、まず商品を安く仕入れなければいけません。最初にこの仕入先の開拓で時間を取られます。無事に仕入れ先が見つかったとしても、今度は出品作業。一点で何万円も利益が出せる商品などがない限り、ネットオークションは大量の出品になります。
たとえば利益1000円の商品なら、年間300万円稼ぐのに3000個売らなくてはなりません。少なくても3000個の出品作業をしなければならないのです。
同じ商品ならあらかじめ用意した商品説明を「コピペ」して出品する方法もありますが、世の中そんなに甘くはありません。数あるお店から選ばれるために、定期的に売れる文章を考えないとすぐに売れなくなってしまいます。値付けも同様の理由で試行錯誤が必要でしょう。
さらに売れたら売れたで、お客さんと連絡を取り合わなければいけません。年間3000個なら毎日休みなしで8個以上の連絡です。これをスピーディーに行わないとクレームになるので常に注文状況の確認が必要です。
さて、ここまで労力が必要な仕事を副業といえるでしょうか。
定期的な更新やSEO対策が必要な「アフィリエイト」
アフィリエイトも同様に割がいいとは言えません。自分のブログやホームページにネット広告を貼り付けるわけですが、ただつくって公開しても誰も見てくれません。定期的な更新やSEOといった検索用の対策が必要です。ブログもほとんど毎日更新しなければアクセス数アップは望めないでしょう。
しかもネット広告を見てもらっただけでは課金されません。広告をクリック、またはクリック後に資料請求などをしてもらわなければなりません。
クリック課金なら単価は数十円、資料請求でも単価は数百円程度。ブログを書いた経験がある人なら分かると思いますが、一般人が書いたブログのアクセス数は1日100あれば多い方です。
月間3000アクセスとして10人に1人がクリックしたとしても1万5000円前後。100人に1人が資料請求したとしても同じく1万5000円前後。月間25万円には遠く及びません。