今回は、FX投資で有効な 「利益を出している人をマネる」という手法を見ていきます。※本連載は、日本で初めて非営利でFX教育を行う、一般社団法人日本FX教育機構の代表理事・野口健幸氏の著書、『FXで幸せになる、超カンタン、これだけ! FX初心者の主婦でもできた成功者の実例付』(本の泉社)の中から一部を抜粋し、FX投資の基礎知識とFXトレーダーの体験記をご紹介します。

負ける理由は「やり方が間違っている」から

前回では、FXを始めた人のほとんど(90%以上)が、「コツコツ勝ってドカーンと負ける」パターンにはまって大損を出し、1年以内に市場を去っている、というお話をしました。

 

では、なぜほとんどの人がこのパターンにはまってしまうのでしょうか? なぜそれを避けることができないのでしょうか?

 

ここまで撤退する人の割合が高いと、単純にこう考えた方がいいですね。このパターンを回避できるやり方を知らないから」、「やり方が間違っているから」と。

 

FXで利益を出すための最も手っ取り早い方法として最初にやるべきことは、実際にFXで利益を出している人の方法を見て、それをマネすることです。

 

例えば、泳ぎを習うとき、部屋にこもって水泳のノウハウ本をいくら読んでも、一向に泳げるようにはなりません。しかし、目の前で先生が見本を見せてくれれば、「泳ぐとは、こういうことなんだ」と、スッとイメージできると思います。

 

FXも同じです。分厚いFX本やFXマニュアルとにらめっこしていても、それだけではなかなか利益を出すための方法は見えてきません。しかし、FXで利益を出している人のマネをするのであれば、すぐにイメージや感覚がつかめるようになります。

トレーダーは教えてくれないので「見て」学ぶ

そこで皆さんにお尋ねします。FXで利益を出している人がどのようなトレードをしているか知っていますか? おそらく多くの方が「知らない」と答えると思います。それもそのはずです。利益を出しているFXトレーダーは、利益を出すための方法を懇切丁寧に他人に教えたりしないからです。

 

これは考えてみれば当然のことで、FXトレーダーが悪いわけではありません。

 

例を出して説明します。例えば、あなたがコンビニを経営しているとします。そんなとき、あなたの隣にコンビニを出店した、という人がやってきて、「俺もコンビニを出店するから、経営ノウハウを教えてくれないか」と言われたらどうでしょう? 当然、教えるのはイヤですよね? 隣にコンビニが出店したら、自店の利益が減るし、ましてや自分が生活できなくなるおそれだってあるからです。どこか遠くに出店するならとにかく、自分の利益に直接影響のある地域で出店する人には、ノウハウを教えてあげるわけにはいかないのです。

 

FXの場合もこれと似ています。教える方から見たら、教わる方も同じFXの土俵に上がる人間なのです。「自分の利益を奪われるかもしれない」と考えても何の不思議もありません。なのに、当然の権利のように「FXを教えて欲しい」と言ってくる人はたくさんいるのですが・・・。

 

でも、自分の資金や生活をかけてトレードしているFXトレーダーの気持ちを考えたら、簡単に教えてもらえるものではありません。もし教えてくれるとしても、その見返りとして、相当な金額のお金を要求されるはずです。

 

そういった状況なので、「FXで利益を出している人のマネをしてください」と言われても「マネできる人がいない!」というのが現状のはずです。

 

しかし、それでもあえて言います。FXで利益を出すためには、利益を出しているFXトレーダーのスタイルを見て、それを学ぶというスタンスが必要なのです。

 

「そんなことを言われても」と悩むことはありません。心配無用です。本書を読めば、勝つためのスタイルが自然と身についてきます。だから、安心して読み進んでください。

FXで幸せになる、  超カンタン、これだけ!   FX初心者の主婦でもできた成功者の実例付

FXで幸せになる、 超カンタン、これだけ!  FX初心者の主婦でもできた成功者の実例付

野口 健幸

本の泉社

子育てをしながら生活費を稼がなくてはいけない状況下でFXと出会い成功した著者、野口健幸。 FXを通じて出会った仲間達と日本で初めてとなる非営利でFX教育を行う「一般社団法人 日本FX教育機構」を2014年3月に立ち上げ、現在…

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