前回は、「暴騰銘柄の急落後の反発」が狙い目となる理由を説明しました。今回は、暴騰後反落した銘柄を「株式ランキング」から見つける方法を見ていきます。

値上がり率ランキングに登場した銘柄を「メモ」しておく

「暴騰銘柄の急落後の反発」に当てはまる銘柄は、値上がり率ランキングと値下がり率ランキングの2つのランキングから探すことができます。

 

まず、値上がり率ランキングに登場した銘柄は、現在急上昇している銘柄ですから、今後、利益確定の売りに押されて急落する可能性があります。ただ、値上がり率ランキングに登場している時点では、この先さらに上昇することも考えられます。

 

そこで、値上がり率ランキングに登場した銘柄は、株価チャートと時系列データで詳細な値動きを見て、どの程度の値上がりか、どれくらいの期間上げているのかを確認した上で、いったん「キープ」しておくとよいでしょう。

 

具体的には、パソコンでも紙でもよいので、銘柄名とコード、また急騰中であること、その時点での上げ幅などをメモしておきましょう。

 

もし余裕があれば、この時点で「この銘柄はどういう理由で上昇したのか」と上昇した材料もざっと見ておくとさらによいと思います。材料を見る際には、簡単に会社の事業内容にも目を通しておくと、暴騰した材料の意味合いなどもわかるでしょう。

 

 

もちろん、詳細な企業研究をする必要はまったくありませんので、あくまで「余裕があったらさらっと目を通しておく」程度で結構です。

 

値下がり率ランキングで見つけた銘柄も、同様に株価チャートと時系列データで詳細な値動きを把握しましょう。こちらは、すでに1〜2週間ほどで株価が1.5〜2倍以上に暴騰したあとの反落であれば、「暴騰銘柄の急落後の反発」にすぐ当てはまりますから、さっそく次の段階、つまり「上げ幅の半値押し」を計算して、買いの準備に入ることができます。

買いのタイミングは1日、長く見積もっても2日程度

「暴騰銘柄の急落後の反発」に狙いを絞るなら、値下がり率ランキングだけ見ればよいと思う人もいるかもしれません。

 

しかし、急騰銘柄を日頃からチェックしておけば、値下がり率ランキングで銘柄名を見かけただけで「あの急騰銘柄が今度は反落し始めたから、そろそろ半値押しするのではないか」とすぐに気づくことができます。両方のランキングを見ておくほうが、結果的には、効率よく当てはまる銘柄を探せるというわけです。

 

「暴騰銘柄の急落後の反発」を狙う手法では、買いのタイミングはたった1日、長く見積もっても2日程度のケースがほとんどです。「そろそろかな」と楽しみに待ちつつ毎日株式ランキングや株価チャートをチェックして、適切な買いのタイミングを逃さないようにしてください。

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    本連載は、2015年9月1日刊行の書籍『永久保存版 あなたの人生を劇的に変える株の本 株ドカン』から抜粋したものです。

    本連載は、一般的な株式分析の手法などを紹介することを目的に発行しています。投資を促したり、筆者が運営する投資顧問サービス「マエストロの株式ボナセーラ」に勧誘することを目的としたものではございません。また、投資にはリスクがあります。投資はリスクを十分に考慮し、読者の判断で行ってください。なお、「マエストロの株式ボナセーラ」の業務、手数料、およびリスクなどに関しましては、ホームページに掲載の契約締結前交付書面を十分にお読みください。

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    熊谷 亮

    幻冬舎メディアコンサルティング

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