紫外線が緑内障のリスクを高めるというデータはない
Q:光が差し込む施設の中で働いています。吹き抜けでガラス張りの天井、床も壁も真っ白で光の反射が激しく、目がとても辛く、細めてしまいます。紫外線に毎日さらされていると、緑内障等になるリスクは高まりますか?
A:基本的には緑内障のリスクはあまり増えることはないと思いますが、紫外線にあたりすぎると翼状片など眼表面の病気のリスクが高くなったり、白内障の発症リスクになったりします。ただし何時間以上あたると発症するなどという正確なデータはありません。
緑内障進行を予防する唯一の方法は、眼圧を下げること
Q:緑内障を予防する生活習慣や食習慣はありますか?
A:緑内障進行を予防する唯一の方法は、眼圧を下げることです。食事については、現在研究が進んでいるところです。
Q:数年前、コンタクトを作るため目の奥を診てもらったときに、緑内障のような白っぽい部分があると言われましたが、はっきりわかりませんでした。視力の低下はありませんが、緑内障でしょうか?
A:おそらく視神経乳頭陥凹でしょう。視神経は正常でも、緑内障などの視神経が障害される病気ではこのへこみが大きくなり、眼底写真などを撮影するとへこんだ部分が白く見えます。緑内障の自覚症状は、かなり進んだ段階でないと出ません。