緑内障と診断されたが「経過観察」との指示が・・・
Q:去年両目に白内障の手術をしました。その検診に先日行ったところ、両目が緑内障だと診断されました。しばらくは経過観察と言われたのですが、すぐに治療をしなくてよいのでしょうか?
A:日本人に多い正常眼圧緑内障というタイプであれば進行もゆっくりなことが多いので、まずは病状を見極めて、治療前の眼圧をしっかり把握してから治療に入ることが多いです。緑内障の目薬の中には手術後に使うと炎症を悪化させるものもあるため、今回は白内障の手術後時間が経過するのを待ちましょう、と言われたのでしょう。
初期緑内障かどうかの判断は困難…複数の医師に相談を
Q:3年前、右目が軽度の緑内障と診断され、眼圧を下げる目薬を使用し、定期的に眼底検査と視野検査をしてきました。しかし最近別の病院で「緑内障ではありません」と言われ、目薬も使用しなくていいと言われました。本当に目薬を使用しなくてもいいのでしょうか?
A:緑内障の初期かどうかの判断は非常に難しく、どこまでのレベルから治療をするべきかについてもまだ意見が定まっていません。検査機器の進歩によって、軽度のものも発見できるようになったことも原因のひとつです。主治医の先生とよく相談される、もしくは緑内障の専門医のセカンドオピニオンを仰ぐのがよいと思います。
Q:最新式のハンフリー視野計がある病院はどうすれば見つかりますか?
A:ハンフリー視野検査は随分前に完成された機械で、最新かどうかでは差がでません。最近はOCTという機械で網膜の神経繊維の厚みを計測できるので、こちらの最新機械があるほうが重要です。