素人判断での「治療中断」は非常に危険!
Q:緑内障です。主治医を信頼できなくなり、通院をやめたため、点眼を4カ月していません。病状は進行しますか。
A:基本的に緑内障はいくら治療しても、自分で感じる効果がほとんどありません。なぜなら現状では現在の緑内障の治療は進行予防、進行を遅らせる治療しかできないからです。このため治療を中断する人が多いですが、大変危険です。信頼できる医師を見つけて、治療を続けましょう。
20代、30代でも起こる緑内障…遺伝との関係は?
Q:30代の緑内障患者です。母も緑内障ですが遺伝は関係ありますか? また点眼薬の種類が多くて煩わしいです。
A:緑内障は20代、30代でも起こり得ます。遺伝も関係します。点眼薬の種類に関しては、まずは視野及び緑内障の進行の状態から目標眼圧を設定して、それが達成できているかどうかでかわってきます。
眼圧をさらに下げる必要がある場合は、点眼を減らすことは難しいと思います。ただし最近はレーザー治療やトラベクトームなど低侵襲の治療法があるので、そういった治療で眼圧を下げれば点眼薬は減らせる可能性があります。また、いくつかの点眼薬が統合された「合剤」を使うという方法もあります。