「OCT」という機械がある眼科を探す
Q:眼科検診で緑内障の欠損部分が見つかりました。その眼科のハンフリー視野計が古く、検査手順に疑問がありました。最新式のハンフリーがあり、優秀な緑内障眼科医のいる眼科にめぐり合うにはどうすればいいですか?
A:ハンフリー視野検査はずいぶん前に完成された機械なので、最新かどうかでは差がでません。最近はOCTという機械で網膜の神経繊維の厚みを計測できるので、こちらの機械があるほうが重要です。緑内障は長年つきあう病気です。地域で評判の高い眼科で診察を受けるのがベストです。
目に「線状出血」がある場合は要注意
Q:「右目に線状出血がある」と言われ、ハンフリー検査を受けましたが、異常ありませんでした。緑内障に移行しますか?
A:「どの程度の割合で緑内障に移行するか」という疫学的なデータはありませんが、リスクは高くなります。視野検査を3〜6カ月毎に、眼圧を毎月検査して様子を見てください。
Q:視野欠損があり、眼科を受診しました。黄斑近くに病変あり、進行性ではなさそうだけれども「乳頭」が緑内障のような形をしていると指摘されました。将来緑内障になる確率が高いのでしょうか?
A:緑内障は視神経が障害される病気で、視神経が障害されると視神経乳頭の形が変化してきます。左右の差も大事なポイントです。最近はこれに組み合わせて網膜の断層撮影(OCT)の測定結果、視野検査などいろいろな結果を総合して判定します。