今回は、「採用関連助成金」の概要を説明します。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。

特定の条件を持つ人を雇うことで、助成金が得られる

採用に苦労している中小企業は多いと思います。そうした事業者の支援のために、下記の助成金などがあります。

 

■特定就職困難者雇用開発助成金

高年齢者・障害者・母子家庭の母などの就職困難者を雇い入れる場合、1人当たり30万~240万円支給されます。

 

■高年齢者雇用開発特別奨励金

雇入れ日の満年齢が65歳以上の離職者をハローワーク等の紹介により、1週間の所定労働時間が20時間以上の労働者として雇い入れる事業主(1年以上継続して雇用することが確実な場合に限る。)に対して1人当たり40万~70万円助成されます。

未経験者を試行的に雇い入れることで得られる助成金も

■トライアル雇用奨励金

安定就業を希望する35歳未満の未経験者を試行的に雇い入れる場合に、1人あたりの支給額最大5万円(最長3ヵ月)が支給されます。

 

■三年以内既卒者等採用定着奨励金

学校等の既卒者や中退者の応募機会の拡大および採用・定着を図るため、既卒者等が応募可能な新卒求人の申込みまたは募集を新たに行い、採用後一定期間定着させた事業主に奨励金を35万~145万円支給します。

 

■生涯現役起業支援助成金

中高年齢者(40歳以上)が、自ら起業し、中高年齢者を雇い入れる場合に募集、採用等に150万円~200万円が助成されます。

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