個人事業主が意識しておきたい「社会保険・国民年金」の負担

前回は、個人事業主が知っておきたい「税務調査」「住民税」のリスクについて説明しました。今回は、「社会保険・国民年金」の負担について見ていきます。

独立したら全て自前で払う必要がある「社会保険料」

前回の続きです。

 

二つ目が社会保険料(国民健康保険料)の支払いです。住民税同様、会社員時代は給与から天引きで、かつ会社との折半だったのが、独立したら全部自前で支払わねばなりません。

 

支払い方法は、毎月末の口座振替(手続きが必要)、納付書での支払いのほか、電子マネーのnanacoなどを利用する手もあります。納付書での支払いの場合、1年分を一括して支払うと、割引が受けられます。

 

ちなみに、住民税や社会保険料は、自治体によって額が異なります。詳しくは自治体のHPなどを参照しましょう。

万一の際の一助となる障害年金も国民年金の給付の一つ

三つ目が、国民年金の支払いです。

 

「年金なんて、もらえるかわからないんだから・・・払いたくない!」という方に老婆心ながら助言申し上げます。

 

万一、障害を負って働けなくなった時のことを考えてみてください。実はその際に受けられる公的保障の障害年金も、国民年金の給付の一つとなるのです。そうでなくとも、サラリーマン時代ならもらえた傷病手当金(病気やケガによって働けなくなった際の生活保障)は、国民健康保険では受給できません。

 

後ろ盾のない個人事業主だからこそ、払うべきものはしっかり払っておくべし。ちなみに国民健康保険も国民年金も確定申告の際に「社会保険料控除」として、所得から差し引くことができます。

 

予測不能の売上に対し、〝税金+α〟は確実にかかってきます。いざ納税時期になって、慌てることのないよう、先のスケジュールも頭に入れた上で、資金管理をするようにしましょう。

あなたにオススメのセミナー

    関東信越税理士会行田支部 税理士

    1999年税理士資格取得。税理士事務所に所属しながら顧客を増やすことを考えていたものの独立を決意し、櫻井税理士事務所を開設。2017年4月より、埼玉県羽生市に「ふたば税理士法人」を設立し、代表社員として税務・会計はもとより、独立開業支援から相続・贈与、事業承継まで、個人事業主の経営を全面的に支える。
    2007年11月より、関東信越税理士会埼玉県支部連合会が開設した会員相談室の相談員として、県内の税理士及び税理士事務所の職員からの相談業務を行っている。
    関東信越税理士会行田支部所属、日本税法学会会員、租税訴訟学会会員、日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員。

    著者紹介

    連載特典多数! 確定申告で「青色申告」を選ぶメリット

    本連載は、2017年2月24日刊行の書籍『どんどん貯まる個人事業主のカンタンお金管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)から抜粋したものです。その後の法律、税制改正等、最新の内容には対応していない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

    どんどん貯まる個人事業主のカンタンお金管理

    どんどん貯まる個人事業主のカンタンお金管理

    櫻井 成行

    幻冬舎メディアコンサルティング

    個人事業主にとって、日々のお金の管理や確定申告は、頭を悩ませることのひとつです。忙しい仕事の合間を縫って、毎年〆切ギリギリに何とか税理士に資料を提出する、という人も少なくないでしょう。数字や計算が苦手な人は特に…

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    登録していただいた方の中から
    毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
    会員向けセミナーの一覧
    TOPへ