建築費、維持費が安いため、家賃も安く設定しやすい
前回の続きです。
ではなぜ新築・木造・3階建てアパートは高い入居率を達成できるのか。より詳しい話は後の記事でお伝えするとして、ここでは前提として大枠の部分をご説明しておきましょう。
第一に挙げられるのは、部屋数を最大限確保できるという点です。同じ土地の面積があったとして、その土地に建つ2階建てアパートが4部屋 × 2階の8部屋ならば、3階建ては3部屋 × 3階の9部屋が確保できます。
この1部屋の差は、家賃収入の面で大きく違ってきます。しかも1部屋当たりの間取りも広くできるので、入居者に選ばれやすく、空室になりにくいメリットがあります。
同じ広さでRC造や鉄骨造の部屋より家賃が低く設定できるのも、入居者に選ばれやすい理由のひとつです。これも後ほど詳しくお話ししますが、木造はRC造や鉄骨造に比べて建築費や維持費が安いため、家賃も低く設定することができるのです。
少しでも費用を抑えて建てられるのはサラリーマン大家にとってとてもありがたい点と言えるでしょう。部屋が狭いとか、家賃が高いとか、ほかの建物が抱えている問題を新築・木造・3階建てアパートでは解消できています。だから入居者に長く安心して住んでもらえ、高い入居率を維持できているのです。
[図表]2階建てと3階建ての比較
豪華に見える点も入居者に好まれやすい
私の会社で新築・木造・3階建てアパートの販売をスタートしてからだいぶ経ちますが、市場ではまだまだ目新しい商品です。
世にあふれた2階建てアパートや中古のマンションよりも入居率が高いのは、入居希望者にとっては目新しく、かつ豪華に見えることも一因となっています。
市場で生き残るには、いかに他にはない価値を提供できるかが重要になります。新築・木造・3階建てアパートはそれが実現できています。
長期的に見て、たくさんの入居者に好まれやすい建物となっているので、これほどサラリーマン大家に向いている投資物件はないと、私は確信を持ってお勧めしています。
大手の参入が少なく、競争率の低いニッチさが、まさに投資向き。今後も高い入居率を維持し、オーナーに安定した収入をもたらしてくれるでしょう。