[連載]『認知症の語り』本人と家族による200のエピソード

認知症の初期症状としてよくいわれるのは、「何度も同じことを言ったり聞いたりする」「ものの名前が出てこない」「以前はあった関心や興味が失われる」「置き忘れやしまい忘れが多くなる」などです。本人や家族がはじめに「おかしい」と気づいたのは、どのような状況からだったのでしょうか。本記事では、書籍『認知症の語り 本人と家族による200のエピソード』(日本看護協会出版会)より一部を抜粋し、実際の声を赤裸々に紹介していきます。

本連載の著者紹介

健康と病いの語り ディペックス・ジャパン(通称:ディペックス・ジャパン)は、英国オックスフォード大学で作られているDIPEx(Database of Individual Patient Experiences) をモデルに、日本版の「健康と病いの語り」のデータベースを構築し、それを社会資源として活用していくことを目的として作られた特定非営利活動法人(NPO法人)。患者の語りに耳を傾けるところから「患者主体の医療」の実現を目指す。理事長は別府 宏圀氏(写真)。

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