前回は、「衝動買い」を減らすために身につけたい習慣について取り上げました。今回は、「お金を上手に使う」とはどういうことなのかを見ていきます。

上手に使うことができれば、お金は増えていく

お金は、上手に使うことで増えていきます。これは比喩やたとえ話ではなく、事実です。「上手に使う」ことを実践していけば、あなたもきっと実感するはずです。

 

では、いったい「お金を上手に使う」とはどういうことなのか、考えてみましょう。

 

「お金の上手な使い方」の基準の1つとして、「ワクワクすることかどうか」という指標があります。お金を支払った対価として、得られる時間や体験がワクワクすることであれば、そのお金の使い方は大正解なのです。つまり、あなた自身の「感情」がどのように変化するかに注目をしてみてください。

 

実例を2つ挙げてみましょう。ギターの例と、海外旅行の例です。

 

私の場合、若い頃からずっとギターを続けています。プロ仕様の高級ギターを、何本もコレクションし続けてきました。演奏家の方なら理解してもらえるかもしれませんが、「楽器を新しく買う」というのはプレーヤーにとって、非常に大きな出来事です。良い楽器との出会いは、人生の中の大きな節目となることさえあります。新しいギターを買うと、演奏をしていないときでも何度も何度も眺めてしまうものです。しばらくは落ち着かず、他のことをしていても何度も手に取ってはつま弾いて、時間を過ごすことさえあります。

 

このようなワクワク、ウキウキするようなお金の使い方は、大正解なのです。また、私にとってはニューカレドニアに旅したことも、貴重な体験でした。旅行代金を支払うときは「高いかもしれないなあ」と感じたものですが、入国していざ現地に到着すると、非常に感動しました。そこでの数日間の体験も有意義でしたし、強烈な印象として今でも鮮明に記憶に残っています。「贅沢かもしれない」と感じた瞬間もありましたが、何も借金をして旅をしたわけではありません。それならば、このようなお金の使い方だって自分への投資のうちなのですから、大正解なのです。

プラスの感情を意識すると、お金の使い方が変わる

このように、ギターや旅行にお金を使うと「プラスの感情の物語」が心につくられます。「プラスの感情の物語」とは、「旅」のように過ぎ去った思い出のようなものでもよいですし、「ギター」のように、いつでも再現できることでもかまいません。そのことを思い浮かべるだけでワクワク、ウキウキできることを指します。「プラスの感情の物語」を意識すると、お金の使い方が変わってきます。

 

また「プラスの感情の物語」を多くつくると、人生はハッピーになります。反対に「マイナスの感情の物語」をつくると、人生は暗くなります。「プラスの感情の物語」をつくることに、お金を上手に使ってください(もちろん、借金や分割払いなどをしない範囲に限ります)。

 

<ポイント>

ワクワク、ウキウキすることにお金を使う

お金にモテる独身女子50のルール

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和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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