健康が損なわれると、自力で稼ぐことが難しくなる
本章のタイトルには「上手にお金を使えばお金は増える」というメッセージが掲げられています。これはいったいどのようなことか。あなたは意識をしたことはありますか。たとえば考え方の一つとして「自分の健康のために、投資をする」ということが挙げられます。
心身が健康であれば、努力さえすれば稼ぐことができます。けれども健康が損なわれると頑張ることさえできなくなり、自力で稼ぐことが難しくなってくるものです。したがって、「自分の健康のために、投資をする」という考え方は非常に理にかなっています。
具体的に言うと、体に取り込むものへの出費は、なるべく惜しまないことが重要です。たとえば、ジャンクフードやインスタント食品、レトルト食品、コンビニ食などを常食にしていては、肥満はもちろん、あらゆる病気を招きかねません。つまり価格だけで「食」を選んでいては、たとえ貯金に成功していても、体を壊す可能性が高まってしまうのです。
化粧品や洗剤の類も同様です。お肌に触れるものは良いものを選ばないと、皮膚を通して悪影響が体に及ぶことになります。
タバコを吸うお金持ちは少数派
同時に、体のメンテナンスに積極的にお金をかけていく姿勢も大切です。
成功者や一流と言われる人々は、自分の体のメンテナンスにお金をかけていることをご存じでしょうか。スポーツジムに行く人もいれば、整体やリフレクソロジーに通う人もいます。サプリメントを習慣化している人もいます。もちろん、いずれもお金が必要です。しかし、「費用対効果が高い」という認識があるから、成功者や一流とされる人々は積極的に自分の体に投資をするのです。「体の健康が何より大事」と強く意識をしているのでしょう。
実際、私の知り合いのお金持ちで、タバコを吸う人は少数派です。お酒についても、深酒を好むような人はほとんど見当たりません。若いうちからしっかりメンテナンスをしておけば、老後も安心です。
また健やかな心身でいれば、さまざまなことに全身で尽力ができるため、仕事やお付き合いの面でも良い結果を残せます。お金にモテて、貯金もスムーズにできるはずです。反対に、体のメンテナンスを怠り疲れがちだと、「ついタクシーに乗ってしまう」など、余計な出費が雪だるま式に増えていくことになるのです。
<ポイント>
体に取り込むものや体のメンテナンスには、積極的にお金をかける