支払いは「手元のお金とお別れする」大事な機会
あなたの口癖は何でしょうか。
普段から否定的な言葉やネガティブな言葉ばかり、口にしてはいませんか。常に気を付けることが大事ですが、ここでは特にお金を払うときの口癖について考えてみましょう。
商品を買ったり、サービスを受けるとき、財布からお金を出して支払います。そのとき、頭の中でどのような感情が渦巻いているか、どのような言葉が浮かんでいるか、思い出してみてください。
「忙しいし、何も思わないでサッとお金を払っている」という人は、多いものです。
「払うことが当たり前だから、何も感じない」という人もいるでしょう。しかし、それでは大事な機会を逸していることになります。「手元のお金とお別れする大事な機会」なのですから、もっと大切にしてみてください。
お金に対して自然に感謝できる人になる
お別れの際に、温かい言葉をかけることで、お金はあなたの願望を叶えてくれるようになります。手元を離れていくお金には、ぜひ次のような言葉をかけてください。
「〇〇〇をありがとうね。お友達をいっぱい連れて帰っておいでね」
「○○○」の部分には、そのお金と引き換えに手に入れる物品やサービスの名前を入れてください。
このようにまず感謝の気持ちを伝えてから、「お友達」つまり他のお金を連れて戻るよう頼んでおくのです。これは「ブーメランの法則」を念頭に置いた、お金への挨拶です。「自分が手離したもの(与えたもの)は、数倍になって戻ってくる」という考え方が基になっている言葉です。つまり、言い換えれば「短期的関係より長期的関係を一層大切にする」ということになります。
お金を払うときには、このようなやりとりを無意識で行えるようになることが理想的です。お金に対してそれくらい自然に感謝できるような人になれば、衝動買いや見栄のための買い物など、おかしなお金の使い方はしなくなるはずです。そして、使った分の数倍のお金が、いつかきっと「仲間」を連れて戻ってきてくれることでしょう。
<ポイント>
お金を支払うときなどは、そのお金には、「感謝」と「願望」を伝える