前回は、お金を上手に使うには、何を「指標」にすればよいのかを取り上げました。今回は、支出が増えがちなの被服費をどう抑えるかを見ていきます。

1カ月の家計に占める被服費の割合は「3%」が理想

オトナ女子の場合、どうしても支出が増えがちなのが被服費です。ファッションの流行とは、「常につくり出されるもの」です。最先端とされる洋服が欲しくなるのも、仕方がないことかもしれません。けれども毎シーズン、流行に乗せられていては、お金が貯まるどころか、あっという間に破産してしまいます。

 

1カ月の家計全体に占める被服費の理想の割合をご存じでしょうか。一般的に「3%」がよいとされています。つまり、手取りが20 万円とすると、1カ月当たり6000円になります。4シーズンでそれぞれ服を購入すると考えると「1シーズン当たり6000円×3カ月=1万8000円」というわけです。

 

「意外に少ない」と感じる方も多いかもしれません。そのような場合は、①「シーズンごとに洋服を買い足さずに、お金をしっかり貯めてから好きな洋服を買う」②「今の本業以外の手段でお金を増やして家計の分母を増やす」――このような道が考えられます。

 

「被服費を抑えるなんて、今まで意識していなかった」と言うオトナ女子は多いかもしれませんが、「お金は使えばなくなる」という大原則を忘れないでください。お金とは「稼ぎ方」よりも「使い方」のほうが難しいものです。お金は賢く使っていきましょう。

ボーナスをあてにしない、分割払いをしない

具体的に言うと、洋服を安く求められる手段を多く確保しておくとよいでしょう。近年は「プチプラ(プチプライス)」という言葉もあるように、「ファッション性が高くても、求めやすい価格の洋服」が出回るようになりました。

 

また、状態のよいユーズドの洋服(古着)を専門に扱う通販サイトも人気です。たとえば「メルカリ」というスマホアプリがあります。スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめる、独自システムのアプリです。着終わったあとも、出品して販売することができます。

 

被服費が膨らみがちな人に、注意点が2つあります。1つ目は「ボーナスをあてにしないこと」。2つ目は「クレジットカードを使って分割払いをしない(特にリボ払い)」ということです。お金にモテたい場合、被服費の増大にはくれぐれも気を付けてください。

 

<ポイント>

洋服を安く求められる手段を、できるだけ多くキープしておく

お金にモテる独身女子50のルール

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和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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