プライベートで食事に行ける関係を築ければベスト
ヒアリングのもっとも重要な役割は、「横のつながり」を築くことだとお話ししました。
「横のつながり」の築き方のコツは、まさに人付き合いと同じです。お互いの信頼関係が深まるほど、付き合い方は変わっていきます。簡単に言うと、メール→電話→会う→食事に行く→遊ぶというプロセスをたどるのです。
不動産投資における「横のつながり」でも、このプロセスは同じです。
まずは連絡を取り(メール→電話)、直接対話し(会う)、ヒアリングを通して信頼関係を深めていきます。最終的にはビジネスの枠を越えて、担当者と個人的に仲良くなれればベストでしょう。
実際に私も、仲介会社の担当者とはプライベートで食事に行ったりしています。なかには、家族ぐるみでお付き合いをしている方もいるほどです。それくらい仲良くなれば、「横のつながり」も自然と築かれます。いい物件があれば優先的に紹介してもらえますし、何か起きたときには率先してサポートしてくれるのです。
信頼関係が深まれば「腹を割った話」も・・・
また、信頼関係が深まれば腹を割った話もできます。それこそ、優秀な人に対しては独立を促すこともできるのです。
相手が独立してくれれば、実力があり、かつ自分に対して友好的な仲介会社との「横のつながり」が築けるというわけです。戦略的ではありますが、そうやって心強い味方を増やしていくのも、不動産投資においては非常に重要なことです。
この本を手に取ってくださったあなたは、ある程度不動産投資の経験を積んだ方だと思います。すでに「効率化」を始めている、あるいは検討しているかもしれませんが、くれぐれも「横のつながり」は意識し続けるようにしてください。心強い味方が増えるほど、あなたの不動産投資は盤石なものになります。「大変だから」とヒアリングを怠らず、「横のつながり」をどんどん広げていってください。