前回は、金融マネー流入によって、アンティークコイン市場が受けた影響を説明しました。今回は、コイン投資の持つ可能性を探ります。

アンティークコインを「一口単位」で持つ!?

2016年、三菱東京UFJ銀行が仮想マネーであるビットコインに参入することを発表しました。これまで、一般的には懐疑的に見られてきたビットコインが、日本の銀行、それもメガバンクが独自のビットコインを発行することになり、一気に信頼性と認知度が増し、未来の可能性が広がりました。

 

これによりアンティークコインの未来についても、様々な展望が開けることになります。コイン自体の数は増えませんが、アンティークコインとビットコインなどを融合させる金融商品が出てくるかもしれません。

 

このまま品薄な状況が続けば、アンティークコインは象徴的な担保のようなものになるかもしれません。将来的に値が上がり続ければ、一般的なサラリーマンは存在を知ってはいても、手を出せない金額となってしまいます。

 

そこで株式の単元数のようなイメージで、持ちやすい価格に分割し、アンティークコインを一口単位で持つという可能性も出てくると思います。そこまで発展すれば、また違った展望も開けそうです。

まずは、ギャラリーでアンティークコインの現物を見る

当社では銀座に店舗とギャラリーを展開しています。セミナーや地方で説明会にてご案内させていただくことはありますが、画像などではなく、実際に展示してあるアンティークコインをご覧になると、やはりそのコインの持つ歴史の重さなどを実感していただけると思います。

 

投資商材としてお考えの方でも、実際にアンティークコインをご覧になると「実物はいい」という評価を頂戴することがほとんどです。

 

アンティークコインは電子化された株券や債券、数字だけでしかないFXとは違い、実物資産です。ギャラリーを訪れると実際にコインのオーナーになるということを、ご自身の目でお確かめいただき、実感していただけると思います。

 

もうひとつのメリットは実物資産というだけでなく、美術的要素、歴史的要素が含まれていることがアンティークコインの魅力だと思います。私も魅了された一人ですが、2600年前に作られた紀元前の金貨を前にすると壮大なロマンに心を揺り動かされます。

 

ギャラリーは古代ローマ帝国のパンテオン神殿をモチーフに装飾をほどこし、様々な時代のアンティークコインを展示しています。美術展でしかお目にかかれないような空間に身を置いていただき、アンティークコインのロマンを感じていただけましたら幸いです。

本連載は、2016年11月20日刊行の書籍『海外富裕層がやっている“究極”の資産防衛 アンティークコイン投資入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

海外富裕層がやっている “究極”の資産防衛 アンティークコイン投資入門

海外富裕層がやっている “究極”の資産防衛 アンティークコイン投資入門

西村 直樹

幻冬舎メディアコンサルティング

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