写真:The Prime Minister's Office official website

スリランカの首相が安倍首相の招待により、2015年10月4日から7日まで日本を訪問し、日本とスリランカの関係を「包括的パートナーシップ」に引き上げたと宣言しました。現地メディアがこのことをどう伝えたかをご紹介します。

安倍首相と会談し共同宣言を発表

スリランカと日本の二国間関係は政治・経済・安全保障などの面を含んだ「包括的パートナーシップ」に格上げされることになったと、訪日したラニル・ウィクラマシンハ首相が語った。

 

「私が日本に来た主な目的は、我々の二国間関係が包括的パートナーシップになったと宣言することです。私は両国の協力の枠組みが政治・経済・テクノロジー・文化・社会にわたるものと信じています。包括的パートナーシップがこれらの重要な分野での協同の枠組みとなることでしょう。」と首相は日本で述べた。

 

共同宣言によると、日本とスリランカは上級官僚レベルでの「政府間経済対話」を2016年前半にも開催し、経済協力を促進するための具体案について話し合う予定だ。

日本からの直接投資にも期待感を表明

ウィクラマシンハ首相はまた、成長に陰りが見えてきているスリランカ以外の南アジア諸国を含めて、南アジアを高成長させるための日本の積極的な関与を求めた。

 

「南アジアの高い経済成長を創造することで、我々が住む南アジアで予測される低成長に立ち向かうことを政策提言しています。スリランカの新しい政府では、高成長を達成するため、経済の再構築に向けて断固として取り組んでいます。」と首相は言う。

 

「南アジア地域が経済的ポテンシャルを発揮し、人々の生活をより高いレベルに引き上げられるように、日本がスリランカおよび南アジアでの経済改革を先導してくれることを、我々は期待しているのです。」

 

ウィクラマシンハ首相は日本の科学技術を活用することで、経済的な困難を乗り越えることを提言している。そして「あらゆる分野での日本からの民間の直接投資を呼び込みたい」とも語った。

この記事は、GTAC提携のスリランカのニュースサイト「EconomyNext」が2015年10月7日に掲載した記事「Sri Lanka, Japan in “comprehensive partnership” deal: Ranil」を、翻訳・編集したものです。

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