前回は、「ゆうちょ銀行」に口座を持つメリットを説明しました。今回は、将来に備えて「自分年金づくり」を始めるべき理由を見ていきます。

国からの年金だけでは暮らせなくなる可能性も

ここまで、貯金についてのルールを見てきました。けれども中には「貯金へのモチベーションがなかなか上がらない」と言う方も、まだいらっしゃるかもしれませんね。

 

実際、毎月給与を手にして、不自由のない生活をなんとなく続けていると、危機感を抱くことは難しいことかもしれません。「お金に困った」などという経験が今までにない場合は、特にそうでしょう。

 

そのようなオトナ女子は、身近な問題として年金のことを思い浮かべてみてください。数十年先の年金の受給額については不確定な要素が多いものです。

 

あなたは、国から年金が「将来、しっかりともらえるはず」と信じていますか? もし信じていないのなら、「貯金をする」という行動を起こすべきです。やみくもに不安になったり、受給額をシミュレーションしているだけでは、前に進みません。

若い頃に始めるほど有利になる「自分年金づくり」

具体的には「自分年金づくり」を始めてほしいと思います。勤め先の職場によっては、「企業年金」が制度化されているケースもあることでしょう。ですが、できれば「他人」をあてにせず、備えをしておくと安心です。

 

自分年金をつくるとき、重要なことは「時間」を武器にすることです(1回当たりの積立額を増やすというのは、収入が高い方であってもなかなか難しいことだからです)。

 

年金づくりの期間が短いと、良いリターンは得られません。当然ながら、若い時期から「自分年金づくり」に取り組んだ人ほど、メリットが大きくなります。一日も早く、自分年金を積み立てていきましょう。

 

<ポイント>

他人ばかりをあてにせず、年数をかけて「自分年金」を積み立てていく

本連載は、2017年1月10日刊行の書籍『お金にモテる独身女子50のルール』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

お金にモテる独身女子50のルール

お金にモテる独身女子50のルール

和田 勉

幻冬舎メディアコンサルティング

女性の社会進出が進む中、経済的に自立した生活を送りたいと願う女性が増えています。しかし、出産や子育てを伴う女性は昇給の機会も限られており、休職と復帰、離職と再就職を繰り返す女性も多く、思うように収入を増やせない…

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