「普通預金で利息を増やす」という発想は見直す
「大金を銀行に預けることが本当によいか」という問題については、連載第6回でお話ししました。
これからの時代、融資をしてもらうわけではなく、「普通預金で利息を増やす」という目的だけで銀行とお付き合いをするのは正解なのか、見直してほしいと思います。利息の割合と、引き出す際にかかる手数料の金額を計算すれば、おのずと答えは出るはずです。
手数料ゼロなどメリットの多い「ゆうちょ銀行」
一方、手数料も含めて、メリットの大きな銀行があるのをご存じでしょうか。答えは、ゆうちょ銀行です。あなたはゆうちょ銀行の口座を持っていますか?
以前、郵政民営化が行われ、ゆうちょ銀行は既に株式上場も果たしています。そのメリットを確認してみましょう。
●土日もATM手数料がゼロ
これは、銀行と比べて最大のメリットです。財布代わりにできます。
●ゆうちょ銀行同士なら送金手数料は無料
他の銀行でも、同じ銀行同士なら一定の条件下では送金手数料が無料になる場合もあります。ただしゆうちょ銀行は、月3回まで同行同士の送金手数料が基本的に無料です。
●全国どこへ行っても店舗がある
日本全国、どのような地域でも、ゆうちょ銀行は存在しています。旅先でも出張先でも、頼れるというのは多大なメリットです。
●カードがなくても、通帳だけで預け入れ・引き出しができる
銀行だとお金を下ろすときに通帳だけでは引き出せません。カードでATMで下ろすか、窓口で通帳と印鑑で下ろすかです。けれどもゆうちょ銀行は通帳だけで、ATMから引き出しができるのです。
●大量に貯まった小銭を入金できる
窓口で大量の小銭を入金してもらうことができます。銀行だと、断られたり、手数料を取られるケースもあります。貯金や運用には、ゆうちょ銀行を上手に活用していきましょう。
<ポイント>
メリット豊富なゆうちょ銀行とも、うまく付き合う