「私、このままだと壊れちゃう…」築40年・東京の実家維持に42歳長女が疲労困憊→空き家の絶望から〈家賃収入月12万円〉を得るまで【CFPが解説】

「私、このままだと壊れちゃう…」築40年・東京の実家維持に42歳長女が疲労困憊→空き家の絶望から〈家賃収入月12万円〉を得るまで【CFPが解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

空き家をそのまま放置すれば、高額な維持費や税金が負担となり、お金と体力を奪い続ける「負動産」になってしまいます。本記事では、築40年の東京の実家を空き家にして維持管理に疲弊した42歳長女の事例をもとに、葛藤から月12万円の家賃収入を生み出すまでの経緯と、空き家放置のリスクについて、CFPの下田幸彦氏が解説します。

2年間の葛藤を経て、実家を賃貸化…「月12万円」の安定収入に

しかし現実問題として、この赤字状態をいつまでも続けることはできません。

 

2年が経ったころ、サチコさんはついに「賃貸に出す」という決断をしました。ただ、動き出したのはいいものの、思ったよりやることが多くありました。

 

まず不用品の処分と室内の清掃です。長年住んでいた家には、家具や荷物が残っています。これを整理するだけでも相応の時間と費用がかかります。次に壁紙の張り替えなど内装のリフレッシュ。諸々の費用を合わせると、賃貸に出すまでの初期費用は約150万円になりました。

 

次に仲介業者を探し、専属専任媒介契約で物件の募集をかけました。幸いなことに借主はすぐに見つかりました。サチコさんは不動産の賃貸経営などは未経験でしたが、仲介業者の選び方から契約内容の確認、税務上の扱いまで一つひとつ専門家に確認しながら進めました。

 

結果として、お金と体力を奪い続けていた「負動産」が、毎月12万円の家賃収入を安定的に生み出す「資産」へと生まれ変わったのです。

月12万円の家賃は割安だが…空室リスクを回避した判断

月12万円という家賃については、東京の戸建て、リノベーション済み、立地次第ではもう少し高く設定できた可能性があります。

 

ただ、サチコさんの考え方は「長く安定して貸せるほうが大事。空室になって困るよりいい」と明快でした。

 

これはこれで一つの合理的な判断でしょう。高い家賃を設定して空室リスクを抱えるより、少し低めに設定して長期入居をしてもらう。オーナーの価値観や優先順位によって、正解は変わります。

次ページ【CFPが解説】「空き家」放置でかかるコスト

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧