前回は、AGAの種類を脱毛の進行パターンから分類するチャートを紹介しました。今回は、AGAかどうかを判断する基準についてお伝えします。

「角額」が2cmを超えて後退していればAGA

このようにAGAについて深く知ると、次に気になるのは、「自分の薄毛はAGAなのか、まだそうではないのか?」ということではないでしょうか。

 

そこでAGAの診断基準というものがあります。

 

【図表 AGAの診断】

図にある「角額」というのは、俗に言う、こめかみの剃り込みの部分のこと。「頭頂線」とは頭頂と耳の穴を結んだと仮定した場合に伸びる線のことです。

 

この「角額」の先端が「頭頂線」の前方2cmを超えて後退しているかどうかが診断基準となります。「2cmを超えて後退していればAGA」であり、「2cmを超えていなければAGAではない、もしくはまだAGAではない」ということになります。この“2cm”という値に関しては、“3cm”といわれる場合もあります。

 

自分自身で判断するのはなかなか難しい部分もありますが、「AGAかな?」と気になったら、一つの参考にしてください。

脱毛しにくい後頭部の毛髪

ところで、仮にAGAが進行して脱毛部位が増えても、最後まで残るのが後頭部の毛髪です。いわゆる「サザエさん」の波平さんのように、頭頂部はつるつるになっていても、側頭部から後頭部の髪はしっかりと残っている人は少なくありません。

 

つまり、後頭部の毛髪は脱毛しない毛、AGAにならない毛ということです。このAGAにならず、最後まで残る後頭部の毛髪は、のちにお話しする自毛植毛において非常に重要な役割を果たします。それについては本書『薄毛革命 「自毛主義」のすすめ』(幻冬舎MC)の第3章で詳しくお話しすることにしましょう。

本連載は、2016年9月9日刊行の書籍『薄毛 「自毛主義」のすすめ』(幻冬舎メディアコンサルティング)の本文から一部を抜粋したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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