銀行は仲介業者に紹介してもらうのが原則
自主管理と銀行との付き合い方、これがほとんど全てだ。直接入居者の声を聞け。入居者と対等以上にやりあうためには知識が必要だ。そして銀行をコントロールして全力で借入しろ!
1.銀行は自分で探すな!自分の時間は有限だ。銀行探しより、物件探しに注力しろ!
物件を買うためには融資が必要だ。融資をどうやって受けるかが不動産事業の鍵となるのは間違いない。そして、銀行担当者はピンキリだ。単純に足で稼げば、良い担当者に巡り合えるかといえば、そうでもない。最初は運の要素がかなり強い。宝くじで当たりが出ればラッキーぐらいの感覚だ。一番良いのは、仲介業者経由で金利○%・融資金額△円・融資期間××年ぐらいで貸してくれる金融機関知りませんか? と投げてしまうことだ。
仲介業者は、こちらから融資条件を提示しないと、ただ売買が成立するだけを目的とした、とんでもない金融機関を紹介してきたりする。仲介業者に主導権を握られたらおしまいだ!基本的に彼らの仕事は、売買が成立したら、ハイ!それまで。もちろん、多少のアフターフォローはするが、購入後の運用で仮に失敗しても、責任は彼らにはない。売買は自己責任であることを肝に銘じてほしい。購入後の運営で困らないよう、特に融資条件はシビアに仲介業者に提示したうえで、金融機関の紹介を受けることが最善だ。
「見せ金」を準備して、好条件で融資を引き出す
しかし、一方で、全くおカネを持っていないのに、融資だけ好条件で引こうとしても無理がある。このあたりのバランス感覚は、最初は難しい。どれだけ仲介業者の融資アレンジ力があるかを見極めて、自分の情報を共有できるか。このバランスを見極めろ!
私の場合は、信用している仲介業者には資産状況をオープンにしている。見せ金をしっかり準備して、その中でも使える自己資金はこれだけだ!と伝えている。
優秀な仲介業者なら、私の資産状況を見て、物件の購入金額・金融機関融資先をパッと組み立てられる。サラリーマンの金融機関へのコネクションなんてたかが知れている。しかも最初は特にそうだ。仲介業者を仲間に取り込んで、そこから紹介を受けるのが一番の近道だ。
仲介業者を使いまくれ!自分で無駄に動くな!サラリーマンをやりながら、金融機関を自分で開拓できる人間は、よほどのスーパーマンか、もしくはよほどの暇人がどちらかだ。私のような凡人には無理だ。