「払わなきゃよかった」…友人の結婚・出産に投じた〈総額150万円以上〉のお祝い金。“ついに自分の番が来た”歓喜の38歳女性が枕を濡らしたワケ

「払わなきゃよかった」…友人の結婚・出産に投じた〈総額150万円以上〉のお祝い金。“ついに自分の番が来た”歓喜の38歳女性が枕を濡らしたワケ

友人の結婚や出産を祝うため、20代から総額150万円以上を投じてきた女性。「いつか自分も……」と信じて迎えた38歳の結婚式、届いたのは友人たちからの相次ぐ「欠席」のはがきでした。子育てや家庭の事情と理解しつつも、涙が止まらない。ライフステージのズレがもたらす「お祝い格差」のリアルとは?

ライフステージのズレがもたらす「お祝い格差」

厚生労働省「人口動態統計」によれば、2022年の平均初婚年齢は妻が29.7歳、夫31.1歳。1985年には妻25.5歳、夫28.2歳であり、この約40年の間に妻は4.2歳、夫は2.9歳、平均初婚年齢が上昇していることがわかります。

 

このデータは、日本における「晩婚化」が男女ともに着実に進行している現状を明確に示しており、同時に「周囲と同じタイミングで結婚する」というかつての当たり前が崩れ、個々人の結婚時期に大きなバラつきが生まれていることを物語っています。

 

エリさんが直面した苦悩は、まさにこの「ライフステージのズレ」が引き起こす典型的な事態と言えます。

 

20代なら、多少無理をしてでも友人の結婚式へ行けた人も、30代後半になれば事情は大きく変わります。子どもの預け先が見つからない、教育費がかさむ、休日は家族との時間を優先したい――。人生の優先順位が変われば、同じようには動けなくなるのです。

 

このタイムラグが、「こちらは時間もお金も捻出したのに、それを回収できない」という不公平感を生み出します。

 

過去に払ったお祝い金は、あくまで「当時の関係性に対する対価」であり、未来の自分への貯蓄ではない。大人の人間関係を維持するためには、ある種のあきらめも必要になります。

 

結婚や出産のタイミングは人それぞれ。ほんの数年の差でも、置かれた環境は大きく変わります。だからこそ、同じように祝ってもらえなかったとしても、それだけで友情のすべてを否定することはできないのかもしれません。

 

今回のエリさんのケースのように、夫側と妻側でゲストの出席率に差が出たり、ご祝儀の計算が狂ったりすることを防ぐため、近年ではあえて会費制のウェディングや、親族中心の少人数婚・フォトウェディングを選択する「大人婚」も増えています。

 

エリさんにとって結婚式は、友人との距離を痛感する出来事になってしまいました。しかし同時に、本当に自分の幸せを願い、忙しい中でも駆けつけてくれた人の存在を改めて知る機会でもありました。人生の節目で残るのは、人数ではなく、その日を一緒に喜んでくれた人とのつながりなのかもしれません。

 

 

 

 

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