「高すぎる買い物では」…タワマン購入前、迷っていた夫婦
翔一さん(仮名・43歳)と妻の美咲さん(仮名・41歳)は、都内で働く共働き夫婦です。世帯年収は約1,600万円。小学生の子どもが1人おり、以前は郊外の3LDK賃貸マンションで暮らしていました。
部屋は広く、家賃も都心より抑えられていました。しかし、夫婦にとって大きな負担だったのは通勤時間です。翔一さんは片道1時間以上、美咲さんも乗り換えを含めて50分ほどかかり、朝は毎日慌ただしく過ぎていました。
子どもの学童のお迎え、夕食づくり、翌日の準備。通勤で体力を使い切ったあとに家事をこなす生活は、少しずつ夫婦の余裕を奪っていました。
そんなとき検討し始めたのが、職場に近いエリアのタワーマンションでした。駅直結に近く、スーパーや病院、学習塾も徒歩圏内。共用部には宅配ボックスやゲストルーム、防災備蓄もありました。
一方で、価格は決して安くありません。管理費や修繕積立金も含めると、毎月の住居費は以前より大きく増える見込みでした。
「本当にここまで払う価値があるのかな」
翔一さんは何度も悩みました。世帯年収1,600万円とはいえ、教育費や老後資金を考えれば、無理なローンは避けたいところです。夫婦は金融機関の借入可能額をそのまま使うのではなく、頭金を多めに入れ、毎月返済額が家計を圧迫しすぎない範囲に抑えることにしました。
購入から半年後、翔一さんはこう話します。
「タワマンにして正解でした」
通勤時間が短くなったことで、朝は子どもと一緒に朝食をとれるようになりました。帰宅後も、以前より余裕を持って宿題を見られます。雨の日でも駅やスーパーまでの移動が楽になり、共働きの生活動線は大きく変わりました。
