(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資で負けないコツは、なるべく長く家賃を払い続けてもらうことに尽きます。長く住んでもらえる物件を見極めるためには、自分の価値基準で判断せず、該当エリアの家賃相場や物件の管理状況など、「目に見える根拠」を基準にすることが大切です。本記事では、村野博基氏の著書『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』(扶桑社)より一部を抜粋・編集。負けない投資物件選びで必要なポイントを、「不動産管理」の観点で3つご紹介します。

築古の安い物件を購入するときは、「生活保護での上限家賃」を基準にする

私は東京23区でしか物件を所有していませんが……。築古の狭くて安い物件を判断する際に一つ基準にするのは「この物件で、東京都23区の単身世帯の生活保護での上限家賃(5万3,700円)が取れるか」です。家の広さも確保されていて、立地も駅近であればほぼ住む人は存在するでしょう。

 

ですから、あとは「いくらで貸せるか?」が鍵になります。そのポイントの一つになるのが生活保護の家賃水準なのです。仮に購入金額が1,000万円で家賃を5万円に設定できるならば、想定利回りは6%です。つまり生活保護の方を店子として受け入れるようにすれば、この家賃水準は一つの基準になるかと思います。

 

一方で、アパート(木造)の多い地区ではマンション(SRC/RC)と比べて建築費が安いこともあり、比較的安い賃料で貸し出している物件も多く、この家賃以下の物件も多数存在しています。

 

結果としてそんな地区では「5万3,700円で募集すれば必ず入居者が見つけられる」という安心感がないため投資ができず、なかなか目標の「23区スタンプラリー」が達成できないという状況に陥っています。

 

また、私自身はファミリータイプの2LDKや3LDKなどに投資をしないわけではありませんが、1Rや1Kの物件への投資が多くなっています。これは効率性を求めた結果です。

 

ファミリータイプは確かに高い家賃を設定できつつ、入居すると長く住んでくれるメリットがありますが、その分空室になると部屋が埋まるまでには時間がかかったり、修繕でお金がかかることが少なくありません。長く住んでいただけに、壁紙も一部の張替えではなく、全張り替えになる場合も少なくはないのです。

 

とすると、かかる費用も大きくなる。つまり収支のブレ幅が大きくなりますので、ファミリータイプは1Rと比較するとボラティリティが高いと考えています。もちろん退去さえなければ美味しい投資先ではありますが……。

 

 

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※本連載は、村野 博基氏の著書『戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則』(扶桑社)より一部を抜粋・再編集したものです。

戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則

戦わずして勝つ 不動産投資30の鉄則

村野 博基

扶桑社

資産10億円、年間家賃収入4000万円、43歳FIRE――。 かつては平凡なサラリーマンだった著者が、20年かけて築き上げたのは「戦わずして勝つ」不動産投資の哲学でした。 本書では、利回りや派手な成功談ではなく、「負けな…

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