「理想の祖父母像」という呪縛からの解放
世間では「孫に囲まれて幸せな老後」が理想とされますが、和夫さんのような戸惑いを感じているシニアは少なくありません。そんな人に大切なのは、以下のような視点を持つことです。
・自分たちの「生活の質」を最優先にする
老後の資金や健康は、一度損なうと取り返しがつきません。孫への援助や接待で自分たちが困窮しては、将来的に子ども世代に大きな迷惑をかけることになります。「できないことはできない」と線引きをすることは、家族を守るための責任ある判断です。
・「帰省のルール」を親子で共有する
「滞在は3日まで」「外食代は折半」など、無理のないルールを設けることが、長期的に良好な関係を保つ秘訣です。今回の和夫さんのように長すぎる滞在が負担になる場合は、宿泊数を調整してもらう勇気も必要でしょう。
「お盆休みにも、また来ると言われたら……もう少し間を空けてほしい』と言ってみようかなと思います。暑い夏には、無理をしたくないので」
そう話す和夫さん。線引きをすることで、子どもや孫との関係を穏やかに保ち、老後資金や生活の安心も守る。罪悪感を持つのではなく、自分たちの生活を優先する冷静な判断こそが、長い老後には必要なのかもしれません。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
【注目のセミナー情報】
【相続×資産運用】5月13日(水)オンライン開催
【短期償却】5月20日(水)オンライン開催
《所得税対策×レバレッジ投資》
インフラ活用で節税利益を2倍にする方法
