落語家Bさん、「年金は手取り月6万円」の現実
芸能人の生活は一見すると華やかです。まして、テレビなどに出演している人は収入が多いようです。しかし、すべてがそうではありません。筆者の知り合いに落語家が2人います。
2人ともメディアとは無縁でお金持ちとはいえませんが、落語はうまいと思います。数カ月に一度、落語会を開催しています。会場は大きくはありませんが、いつも満員盛況です。筆者はかつて、落語の笑点メンバーと一緒にイベントに参加したことがありますが、失礼ながら〝質〟が違います。
2人ともじっくり聞かせます。落語通を満足させてくれる味わいがあります。特に、古典落語はすばらしいですね。時間に制限のあるテレビなどとは異なり、ライブの公演ではたっぷり時間をかけられるのが強みです。
1人の落語家は真打です。お弟子さんがいます。業界ではそれなりに顔が売れているので地方の高座なども多く、収入も安定しているようです。落語家としては成功者といえます。
一方、もう1人の落語家は落語の腕は確かなのですが、真打にはなれませんでした。今回の話題はこちらの落語家、Bさんになります。
Bさん、すでに65歳を超えた今では落語家の仕事が激減してしまったため、年金生活者といったほうが正しいかもしれません。年金といっても国民年金です。
「いや~、月額手取り6万円ちょっとでは暮らせない」
当然です。6万円ちょっとでは普通、家賃を払うことさえできませんし、孫に小遣いを与えたり、遊園地に連れていくのも難しいでしょう。
国民年金だけの人たちは皆さんそうでしょうが、そもそも、国民年金は生活費をまかなうことを前提にしていません。あくまでも、プラスアルファとしての考え方、役割です。
それに、持ち家、3世代同居を想定(メインシナリオ)しています。人気テレビアニメの「ちびまる子ちゃん」がモデルケースといえるのではないでしょうか。この場合、家族のうち、何人かが現役(働き手)でなければなりません。


