年収1500万円・エリート社員の羽振りの良い生活
マスメディアは一般的に給料が高いといわれています。特に、テレビ(放送局)、大手新聞は高給取りぞろいのようです。彼らはプロデューサー、編集委員クラスになると、その多くが「最近、夜は電車に乗ったことがない」(社用車、タクシーかハイヤーを使用)などと、普通の勤め人に比べれば〝浮世離れ〟した生活を送っています。
ちょっと昔の話ですが、知人のCさんは大手新聞社に勤めていました。ある日の夜、彼と酒を飲んでいたときのことです。「もう電車がなくなるので帰る」と筆者がいうと、「エッ、杉村さん、電車なの?」とビックリされました。
筆者は個人事業主です。地方に仕事で行ったときなどは、情報収集をかねてタクシーを利用しますが、都内にいるときは電車(利用)に決まっているではありませんか。
そのCさん、大手新聞社での最終的な役職は編集委員だったと記憶していますが、当時の年収は「1500万円ぐらい」だったそうです。額面なのか手取りの金額なのか聞かなかったのですが、Cさんが54歳頃のことです。そのほか、Cさんには別途、講演料などの収入もあって、羽振りはよかったですね。
55歳役職定年を機に「月給15万円」へ
それがある日、「いや~、参ったよ。55歳の役職定年になってねえ。一応、65歳までは雇用してくれるのだが、ヒラ(社員)に格下げ。しかも査定が何と、5段階の最低ランクE。月給15万円だって。ひどいよね」と嘆くこと、嘆くこと。
これが事実なら年収は180万円(15万円×12カ月)。多少のボーナス(賞与)があっても、それまでの1500万円に比べれば大幅減収です。
「もっと上司にゴマをすっておけばよかった」と後悔するCさんですが、あとの祭りです。しかし、高給取りだったCさん、金融資産はたっぷり持っているはずです。
「いや~、それがねえ、収入は右肩上がりだったが、住宅ローンの返済もある。給料、ボーナスはパッパッパと使って残っちゃいない。それにわが社は家族を含め、株式投資は厳禁なので金融資産ゼロ。アッハッハッハ」と。
いや~、笑いごとではありません。こんな状況に追い込まれて、老後の暮らしはどうするのでしょうか。

