厚生労働省データが示す“長い老後”の現実
厚生労働省の「簡易生命表」によると、2024年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性は87.13歳でした。90歳まで生存する割合は女性で約50%に達しています。
また、厚生労働省の「介護給付費等実態統計月報(2024年)」によれば、高齢期の介護リスクも上昇し、80〜84歳では約26%が要支援・要介護認定を受け、85歳以上では約60%にのぼります。
つまり、65歳で定年を迎え「これから自由」と考えても、その直後から親の介護や自身の健康問題が現実として立ちはだかる可能性は高いのです。
人生の後半を「自由時間」として使おうとしていても、そうはいかないーー。そんなケースは決して少なくありません。
「今しかできない時間」をどう捉えるか
健康、時間、お金。この3つが同時に揃う期間は思った以上に短いものです。
老後の安心を求めて蓄えた資産があっても、それを自由に使えるとは限りません。介護や健康状態、家族の事情が重なれば、選択肢は一気に狭まります。
美佐子さんの経験は、老後に備えることと今を生きることのバランスの難しさを示しています。
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