「少しだけ働こう」選んだのは時給1,500円の飲食バイト
実際に働き始めると、予想外の変化があったといいます。
「生活にリズムが戻りました。人と話す機会も増えて、“社会とつながっている感覚”があったんです」
時給は1,500円。フルタイムで働くわけではないため、収入は月数万円程度です。それでも、中村さんにとっては十分な意味がありました。
総務省『家計調査(2025年)』によると、単身世帯の消費支出は月約17.3万円です。中村さんのように生活費を抑えていても、収入がゼロの状態が続くと、心理的な負担は小さくありません。
「FIREしたら完全に働かないものだと思っていました。でも実際には、どう暮らすかを自分で選べることが重要だったのかもしれません」
現在も中村さんは、週に数日、飲食店で働きながら生活しています。資産運用とアルバイト収入を組み合わせる形で、無理のない生活を続けているといいます。
「お金だけで自由が手に入るわけではないと分かりました。時間の使い方や、社会との関わり方も含めて考えないといけなかったんです」
完全に働かない状態だけが正解なのではなく、自分に合ったバランスを見つけることが、結果的に安定した暮らしにつながるのかもしれません。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
