足りているものに目を向ける…“欠乏感”から抜け出す「3ステップ」
どうすれば、このような「欠乏のマインドセット」から抜け出せるでしょうか。豊かな人生を送るための3つのステップを紹介しましょう。
ステップ1:フィルターを書き換える
ステップ2:「足りない」の反証を探す
ステップ3:言葉にして宣言する(意図設定)
ステップ1.フィルターを書き換える
私たちが自分に問いかける質問は、脳の情報のフィルタリングに大きく影響します。「なぜ私ばかり忙しいんだろう?」とよく自分に問いかけていると、ネガティブな情報ばかりが目につきます。ここは思い切って、普段と違う角度からの質問を投げかけてみてください。
「なぜ自分は運がいいんだろう?」
「なぜ私っていつも、結局なんだかんだうまくいくんだろう?」
最初は違和感があるかもしれません。でも、脳は質問されると勝手に答えを探し始めます。「そういえば、電車で座れたな」「上司から褒められたな」そんなふうに、小さなうまくいっている証拠を見つけてくれるでしょう。
さらに、今あるものに目を向ける質問をするのも効果的です。
「足りているものは何か?」「今すでにある資源は何か?」
すると、たくさんの答えが見つかるはずです。「健康な体がある」「協力してくれる同僚がいる」「雨風をしのげる家がある」。当たり前すぎて見落としていた、あなたの「あるもの」が見えてきます。このように「足りないもの」ではなく「足りているもの」を言語化するトレーニングによって、RASが情報を選別する基準も変わっていくでしょう。
ステップ2.「足りない」の反証を探す
「足りない」と思い始めたときには、反対の証拠を探してみましょう。「お金が足りない」と感じていても、こうして本を読めているのは、本当に「生きていけないほど」ではないかもしれませんよね。「時間が足りない」と思っていても、YouTubeを見る時間は意外とつくれている、なんてこともあるかもしれません。
夜寝る前の振り返りの時間に、次の3つの質問を自分にしてみてください。
・今日、少しでも前に進んだことは何か?
・今日、うまく使えたスキルは何か?
・今日、自分で選択して行動できた時はいつだったか?
この質問を毎日続けることで、脳が「自分は前に進んでいる」「自分には力がある」情報が重要だと認識し始めます。すると、自信と余裕が少しずつ生まれてきます。
ステップ3.言葉にして宣言する(意図設定)
やることが山積みでパニックになりそうな時は、一度止まってこう宣言してください。
「私は自分のやりたいことや、しなければならないことをする時間が十分にあります」
この宣言は精神論ではなく、脳に対して明確な命令をする効果があります。言葉にして宣言することで、脳の注意の向き先が整理され、過剰な不安反応が落ち着きやすくなります。
パニック状態の時は、脳は「危険」だと判断し、あらゆる不安要素に注意を向けようとして注意散漫になります。「時間はある」「大丈夫だ」と宣言することで、本当に必要な情報だけに注意を向けやすくなるでしょう。その結果、状況を整理し、次に取るべき行動が見えやすくなるのです。

