朝の過ごし方3:勉強またはクリエイティブな作業をする(所要時間…90分)
朝型で4~6時に起きる人なら、朝の時間がたっぷりあります。脳がすっきりしているこの時間に、資格の勉強などを集中して行うのもいいでしょう。
朝は寝起きのぼんやり感が残っているため、注意力や素早い反応が求められる仕事にはあまり向きません。一方で、脳が心地よさを感じている時間帯でもあるため、情報と情報がつなぎ合わされて新しいアイデアが生まれたり、ひらめきや直感がさえわたったりします。家で仕事ができる人なら、この時間に企画、アイデア出し、デザインなど、「ものを生み出す」タスクに取り組むと、驚くほど仕事がはかどるでしょう。
実際に私も、勉強や仕事に集中して取り組みたいときは、朝5時の起床後から子どもが起きてくる7時までの2時間、作業に没頭しています。脳がまっさらな状態で、外部からの情報(メール、ニュース、SNSなど)に触れる前に、自分の内側から湧き出るアイデアに耳を傾ける。このことが「時間に追われる感覚」を和らげ、人生の満足度を高めてくれるでしょう。
電車通勤をしている人は、これまで見てきた「朝の過ごし方」について「通勤電車の中でやればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、通勤電車の中はどうしても情報があふれかえり、手持ち無沙汰にスマホをチェックするなどしてしまうため、脳が情報過多になりやすいのが欠点です。電車に乗る前に少しでもこの「まっさらな時間」を確保し、自分とじっくり向き合うのが理想的です。
昼食後の眠気、どうすればいい?ランチが集中力に与える影響
昼食の後、決まってやってくる眠気や集中力の低下に悩んでいる方は少なくないでしょう。「ランチを食べないほうがいいのか」「どのくらい休むべきか」といった疑問をよく耳にします。
しかし、眠気の原因を突き詰めていくと、そのメカニズムが見えてきます。眠気の主な原因は2つあります。1つは「血糖値のスパイク」、もう1つは「体内時計」です。
血糖値のスパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急降下する現象を指します。これが眠気を引き起こすことはよく知られており、一般的に食事から1~2時間後に眠気を感じることが多いようです。
しかし、たとえこの血糖値のスパイクがなかったとしても、私たちはサーカディアンリズムやウルトラディアンリズムといった体内時計の影響で、定期的に集中力の低下や眠気が訪れるようになっています。朝型や中間型の人の場合、そのタイミングは昼食後(午後)に当たることが多いです。つまり、ランチを取るかどうかにかかわらず、生理学的な要因として、昼の眠気はある程度、避けられないものだと考えられます。
では、全く対策がないのかと言えば、そうではありません。食事のほうは対策が可能です。ランチを食べるのであれば、やはり、血糖値の安定を意識したメニューを選ぶことが大切です。
具体的には、「低脂質、高タンパク、低糖質」の食事をおすすめします。鶏肉やサーモンなど、タンパク質が豊富な食材は血糖値を緩やかに上昇させ、その後の急降下を防ぎます。
一方で、注意したいのが、白米、ラーメン、パスタといった高糖質な食品。血糖値を急激に上げてしまうため、ランチ後の眠気が引き起こされやすくなります。また、たくさん食べすぎないことも大切です。適量を心掛け、体が重くならないように意識してみてください。
