年齢層が交ざったチームのほうが、新アイディアを生み出しやすい
「いやいや、最近は人の名前すら思い出せない」「記憶力が低下している」という人もいるかもしれません。しかし、「記憶を引き出す」ことと、「さまざまな情報を統合して意味をつなぐ」ことでは、脳の中で使われる回路が異なります。
記憶を引き出すのに時間がかかっても、物事の本質的な意味を理解し、深く関連付ける能力は衰えていない可能性が高いのです。私自身も、40代になってから集中力について勉強を始めましたが、若い頃とは異なる形で集中力を発揮していると感じています。
若い頃は、確かに「いっぱいこなせる」という感覚がありました。しかし、今は一度に多くのことを覚えてこなそうとするのではなく、すべてのタスクを書き出して整理し、その順番に1つひとつ集中して取り組むようにしています。脳の中にすべての情報が入っていなくても、タスクの進め方、仕事へのアプローチを変えていけば、ワーキングメモリが少し弱くなる部分を十分にカバーできるのです。
それでも集中力が落ちたと感じるのであれば、睡眠の質が落ちた、若い頃と比べてストレスが増えたなど、他の要因が絡んでいる可能性もあります。何よりも、年齢を重ねることで得られる「経験値」は、大きな強みとなります。経験値が高いからこそ、若い頃よりもアイデアが生まれやすくなるのです。
しばしば、会社の新規事業や新しいアイデアを出す仕事は、「若い人のほうが得意なはず」と思われ、若い人だけのチームが組まれることがあります。若い人が持つ「新しい視点」はもちろん重要です。しかし、アイデアというのは、外から突然降ってくるわけではありません。既存の知識や経験、情報をつなぎ合わせて、内側から生み出されることが大半です。
だからこそ、豊富な経験を持ち、物事をつなぎ合わせて新しい価値を生み出す力を持つ、年齢を重ねた方々の存在も不可欠なのです。年齢層が交ざり合っているチームのほうが、より良い結果を生み出すことができるでしょう。
吉川 ゆり
Mental Breakthrough Coaching™スクール 代表
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