「日本は本当に大丈夫か?」絶えない疑念の声も…過去最高〈税収80兆円〉の高市「積極財政」から紐解く、財政の“持続可能性”【チーフ・ストラテジストが解説】

「日本は本当に大丈夫か?」絶えない疑念の声も…過去最高〈税収80兆円〉の高市「積極財政」から紐解く、財政の“持続可能性”【チーフ・ストラテジストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

高市政権が掲げる「積極財政」に対し、世間からは財政悪化を懸念する声が絶えません。しかし、国の税収が過去最高の80兆円を超える見通しとなるなか、著者は「かなりの確度で大丈夫だ」と語ります。本記事では、広木隆氏の著書『株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実』(日経BP)から一部編集・抜粋し、「責任ある積極財政」をスローガンに掲げる高市政権の経済戦略方針について解説します。

従来の「PB黒字化目標」を見直しへ…投資家が評価する、高市政権の“既定路線”

こうしたなか、基礎的財政収支(PB)について見直す考えを高市さんは提示しました。従来の「単年度ごとのPB黒字化目標」を見直し、数年単位で財政収支のバランスを確認する考えを示しています。

 

これは、単年度のみを目標とすることがG7では例外的であるとの認識から来ています。財政制度等審議会の報告にも、単年度PB黒字化の達成状況を単独で見るのではなく、より広い期間でバランスを検証する方向への転換が記載されています。

 

PBを複数年度でとらえていくことには、いわゆる「財政健全派」の人たちを中心に批判もありますが、僕はよいことだと考えています。

 

企業の財政状態の開示についても四半期ごとに行うのはショートターミズム(短期主義)につながるのでよろしくないという意見があるくらいです。

 

投資家は企業の業績評価を単年度でもチェックしますが、過去からのトレンドや継続性、中長期の経営計画なども併せて評価します。国の財政状況も同じでしょう。

 

片山さつき財務相は「PBは補正予算編成前では今年、来年でおそらくプラマイゼロになっていく。そこではなくて債務残高をどう見るかだ」と述べました。この方針は既定路線になっていくでしょう。

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト

※本連載は、広木隆氏の著書『株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実』(日経BP)から一部編集・抜粋したものです。

株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

広木 隆

日経BP

相場人生40年の集大成! 銘柄選択から、株の売り方、バブルや暴落への心構え&行動まで徹底解説! 「なぜ株は上がるもの」と言い切れるのか、そのロジックを3つの視点から解説。資本主義を生きる鍵となる株式投資を平易に…

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