(※画像はイメージです/PIXTA)

家族のためにマイホームを購入する際、直面する「住宅ローンの返済期間」問題。家計の負担を考慮して、長いローンを組んで毎月の返済額を抑えるか、定年後に借金を残さないよう短いローンで多額の返済を選ぶか。本記事では、4,000万円の住宅ローンでジレンマに陥った40歳男性の事例を紹介。「35年ローン」を選びながら、たった18年で実質完済に持ち込んだ「ある方法」について、FPの斎藤和孝氏が解説します。

結果的に18年で住宅ローン完済

Aさんは、35年ローンで毎月の負担を抑えながら、浮いた資金をコツコツと積立投資に回し続けました。市場の上下はあったものの、長期で運用を続けたことで資産は徐々に成長していきます。

 

そして18年後、驚くべき結果が訪れます。住宅ローンの残高と、積立投資で増えた資産額がちょうど同じくらいになったのです。つまり、投資で増えたお金を使えば、残りの住宅ローンを一括返済できる状態になっていました。

 

Aさんはこのタイミングで繰上返済を実行し、本来35年かかるはずだった住宅ローンを、実質18年で完済することに成功しました。

「早く返す=短いローンが正解」とは限らない

もし最初から25年ローンを選んでいた場合、毎月の返済負担が大きく、投資に回す余裕はほとんどなかったはずです。その結果、資産形成が進まず、予定通り25年かけて返済するしかなかった可能性が高いでしょう。もしかしたら返済不能に陥っていたかもしれません。

 

Aさんの事例は、「早く返す=短いローンが正解」とは限らないことを示しています。住宅ローンのような低金利の借入においては、無理のない返済期間を設定して手元の資金に余裕を持たせ、その資金を運用に回すという組み合わせが有効に働くケースがあります。

 

客観的な数字をもとに「自分にとって最も安全かつ効率的な返し方」の計画を立てることが、将来の安心を手にするための鍵となるでしょう。

 

 

斎藤 和孝

株式会社ベリーライフコンサルタント

ファイナンシャル・プランナー(CFP®/1級ファイナンシャル・プランニング技能士)

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