今回は、親に「お金の問題」で頼られたら、子どもはどう対応すべきかを説明します。※本連載は、日本クオリティオブライフの代表理事である清水晶子氏の著書、『親とさよならする前に』(サンクチュアリ出版)の中から一部を抜粋し、親が生きているうちに解決したい「お金」の話について見ていきます。

<やっておくと、ここがラク>

◆「できない」を「これならできる」に換えることで、

親子ゲンカにならない

◆お金のストレスを感じずに済む

「親の借金」などを肩代わりする必要はない

ときどきお金の問題を子どもに頼る親がいます。たとえば

 

●お金を貸してほしい

●借金を肩代わりしてほしい

 

などです。

 

実際、何かにつけて親の買い物の支払いをしている人や、「親孝行できなかったから・・・」という負い目があるからか、親の死後、親の借金を返済し続けている人が多くいます。

 

子どもだからといって、親に頼まれたことをすべてやる必要はありませんよ。とくに親の借金は子どもの責任ではありません。独立した人間なのだから、断ってもよいのです。もし援助するなら、いくらまでお金を出せるのか、あらかじめ決めておきましょう。

「できない」ではなく「これならできる」と提案する

たしかに、親に「できない」と言うのはつらいこと。親も、子どもを信頼してお願いしているのに・・・と傷つくかもしれません。

 

そんなときは、どんなことならできるのか可能性を探って、「できない」ではなく「これはできるよ」と言えることを探してみてください

 

たとえば

 

「(お金は出せないけど)入院の付き添いならできるよ」

 

こんな感じですね。

 

できないことをわざわざ口に出して伝えるよりも、できることを教えてあげる。そうやってお互いの距離感を縮めていけるとよいですね。

親とさよならする前に 親が生きているうちに 話しておきたい64のこと

親とさよならする前に 親が生きているうちに 話しておきたい64のこと

清水 晶子

サンクチュアリ出版

あなたは、あと何回親と話せるだろう その日がきても後悔しないために 幼いころの思い出 両親のなれそめ 感謝の気持ち 介護 お墓 お金 相続 実家の片付け いつまでも元気だと思っていた親が、段々年を重ねてきて心配な…

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