<やっておくと、ここがラク>
◆何が必要か、不必要かは夫婦どうしでも異なるもの。双方に確認しておけば後から責められずに済む
資産の整理は必ず父親、母親双方に確認をとる
お金にまつわることは、父親、母親どちらにも確認をとりましょう。これは私の苦い経験によるものです。以前、母に
「パパのゴルフ会員権、処分しておいて」
と頼まれて売却したときのこと。あとから父に
「ひとこと、相談してほしかった」
とがっかりされたことがありました。もう数年前のことですが、今でもよく言ます(笑)。本当に大切だったのでしょうね。
人によって価値の〝ある〞もの、〝ない〞ものはまったく異なることを痛感した出来事でした。
夫婦で意思の疎通ができていないことも多いので、どちらか一方から言われても、ふたりの合意と思わないほうがよいでしょう。母親から言われたことは父親に、父親から言われたことは母親に、念のため確認するのが無難です。
温泉で背中を流しながら聞いてみるとポロッと本音が…
お互い内緒で、株をやったり、へそくりしていたりすることもあります。夫婦生活も長いと、一定の隠しごともあるものです。
ただ、親の資産の全体像を把握しておきたい子どもの立場からすると、両親の秘密は知っておきたいですよね。それぞれに
「お母さんに内緒で銀行口座とかもってないの?」
「お父さんに内緒のおこづかいってあるの?」
とこっそり聞いてみましょう。
同性の場合は、温泉で背中を流しながら聞いてみると、案外ポロッと本音が飛び出すかもしれませんよ。