(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢者の一人暮らしが増えるなか、離れて暮らす家族にとって「日常の連絡」は大切な見守りの手段になっています。何気ない電話やメッセージのやり取りが、体調の異変や事故に気づくきっかけになることも少なくありません。普段通りの連絡が途絶えたとき、その小さな違和感が命を守る行動につながる場合もあります。

「また電話するね」と送られてきたLINE

「また電話するね」

 

そのLINEを最後に、連絡が途絶えたんです。

 

そう振り返るのは、都内で働く会社員の佐藤さん(仮名・49歳)です。母の節子さん(仮名・75歳)は、地方都市の実家で一人暮らしをしていました。父は数年前に他界し、以来、母は長年住み慣れた家で生活を続けています。

 

息子の佐藤さんとは、週に一度ほど電話をする関係でした。普段から体調を気にかけていたため、「今日は元気?」「ちゃんと食べてる?」といったやり取りは習慣のようになっていたといいます。

 

その日も特別な出来事があったわけではありませんでした。夕方、母からLINEが届き、近所のスーパーの話や庭の草が伸びてきたことなど、いつものような何気ないやり取りが続きました。

 

しばらくメッセージを交わしたあと、母は最後にこう送ってきました。

 

「また電話するね」

 

その言葉どおり、あとで電話がかかってくるのだろうと佐藤さんは思っていました。しかし、待っていても電話は来ませんでした。

 

夜になっても連絡はなく、佐藤さんが電話をかけても出ません。普段ならすぐ折り返しがあるはずなのに、その日は何の反応もありませんでした。

 

「ちょっとおかしいなと思ったんです」

 

さらに気になったのは、LINEの既読がつかないことでした。

 

「母はスマホをよく触る人だったので、既読がつかないのは珍しかった」

 

胸騒ぎがして、佐藤さんはその日のうちに実家へ向かうことにしました。

 

実家に到着したのは数時間後でした。玄関の鍵はかかっておらず、家の中の電気も消えたままです。

 

「お母さん?」

 

呼びかけながら家の中に入ったとき、佐藤さんは思わず足を止めました。

 

居間のテーブルの上には、読みかけの新聞と、途中まで飲んだお茶の湯のみが置かれています。テレビのリモコンは床に落ちたまま。そのすぐ近くで、母が倒れていたのです。

 

佐藤さんはすぐに救急車を呼び、母は病院へ搬送されました。幸い命に別状はありませんでしたが、医師からは軽い脳梗塞の疑いがあり、発見が遅れていれば危険な状態になっていた可能性もあると説明されたといいます。

 

「あと数時間遅かったら危なかったかもしれません」

 

そう言われたとき、佐藤さんは背筋が冷たくなったと振り返りました。

 

 

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