「45歳までに家を買う」…夢を叶えた40代共働き夫婦
加藤さん(仮名/42歳)は、2歳年下の妻と5歳の息子との3人家族です。夫婦ともに、フルタイムで働き、月76万円の収入を得ています。
これまでは賃貸マンションに住んでいましたが、「家賃を払い続けるのはもったいない」「45歳までにはマイホームを持ちたい」という夫婦の夢を実現すべく、マイホームを探すことにしました。
勤務先が都内にあり、子育てにも便利なところがいいと、あれこれ情報収集を続けた2人。結局、都心にほど近く、駅からも徒歩でアクセスできる6,000万円の中古マンションを見つけ、35年ローンを組んで購入を決断しました。物件の概要は下記のとおりです。
・価格:6,000万円
・広さ:65m2
・築20年/総戸数60戸
・住宅ローン:変動金利0.8%/返済期間35年
月々の返済額は約17万円と、夫婦の収入からしても無理のない水準に収まっています。
「私が77歳のときに完済なので、少し遅くなったものの、ようやく家族で腰を落ち着けられる」加藤さんは、この家で過ごす家族の姿を想像し、喜びもひとしおです。
想定外の“収入減”…家計を追い詰めた「固定費」
しかし、購入後まもなく、状況は一変します。第2子が誕生し、妻は育休を取得。0歳の子どもを抱える生活のなかで、世帯収入は大きく減少しました。
「ある程度の収入減は想定していましたが、ここまで減るとは……」
それでも、住宅ローンの返済自体は大きな問題ではありませんでした。加藤さんが本当に苦しさを感じたのは、「管理費」や「修繕積立金」といった、毎月確実に発生する固定費です。
住宅ローンは、低金利の恩恵もあり、返済額は家計の許容範囲内に収まっていました。さらに、状況に応じて返済額をコントロールすることも可能です。しかし、上述の固定費は、減額することはできず、住み続ける限り支払い続ける必要があります。加藤さんの家計と心身は、しだいに追い詰められていきました。
さらに気がかりだったのが、修繕積立金の見直しです。購入したマンションは築20年で、ちょうど2回目の大規模修繕工事を見据えた積立金の見直しが予定されていました。
管理組合からは「今後、金額が見直される可能性があります」と説明を受け、加藤さんの胸に漠然とした不安が広がりました。
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