海外旅行から、ふたり暮らしの「日常」へ
その後、新田夫婦は「海外旅行を封印」。代わりに、近場の温泉や美術館、ガーデニングなど“地に足のついた楽しみ”に目を向けるようになったといいます。
「この年になると、長時間のフライトもきついんです。最近は、自宅でコーヒーを淹れて、YouTubeで旅行動画を見るのが一番楽しいんですよ」
大きな支出は減ったものの、楽しみの質は変わらなかった――と香織さんは笑います。
新田家のように、一定の資産がある家庭でも、「老後の備え」は常に見直しが必要です。
●医療・介護への支出増
●住まいの維持費(修繕、耐震改修など)
●子どもの援助や孫の進学支援
といった支出は、年齢とともに現実味を帯びてきます。
老後の生活は、“老後資金の金額”だけでは測れません。どんな暮らしを望むのか、将来どこで、誰と、どう過ごしたいのか――。その答えによって、必要なお金も備え方も変わってきます。
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