(※写真はイメージです/PIXTA)

資産形成の強力な味方であるNISAとiDeCoですが、万人に共通する「唯一の正解」はありません。本記事では、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝氏が監修を務めた『いちからわかる!新NISA&iDeCo 2026年最新版』(インプレス)より、「パート主婦のiDeCo活用」「含み益が出たNISAの売り時」「50歳からのiDeCo加入」といった多くの人が直面するこれらの迷いに対し、制度の仕組みとライフプランの両面から、同氏が助言します。

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運用益が出ているので売却してもいいですよね?(43歳・会社員・年収550万円・既婚)

山中先生の答え:「増えたから売る」のではなく、「必要な時期が来たら売る」のが正解です

 

値動きに影響されて売買してはいけない

運用を続けていくと、含み益を抱えることもあるでしょう。そうなると売却して利益を確定させてしまいたいと思うかもしれませんが、「利益が出たから売却する」という考え方は間違い。基本的に、NISAの資金を売却するのは、「必要な時期が来たら」です。必要な分だけ解約して、残りで運用を続ければ、解約時に多少の損失があったとしてもリカバーできる可能性があります。

 

一方で、売り時の判断もできるようにはなっておきたいところ。例えば、使う時期の2~3年前に含み益が膨らんでいるなら、解約して預金など安全商品にしておくのは、1つの戦略でしょう。儲かったからとただ売ってしまうのはダメです。同様に収益を気にしすぎないことも大切です。

50歳からでもiDeCoを始めていいですか?(50歳・会社員・年収700万円・既婚)

山中先生の答え:運用期間が10年以上確保できるのでぜひスタートさせましょう

 

70歳までの積み立てで長期運用が可能に

2026年12月からiDeCoは70歳まで掛金の積み立てができるようになる予定です。今50歳であれば、最長で20年間は積み立てを継続できます。十分な運用期間を確保できるので、50歳からiDeCoを始めても遅くはありません。

 

65〜70歳くらいまで働きながら掛金を積み立てることで所得控除の恩恵を受けることができますし、運用期間が長くなるほど元本割れのリスクも下げることができます。また、iDeCoの加入年数に応じて、一括受取時の退職所得控除が積み上がる点も見逃せません。20年間加入した場合には800万円までは非課税で受け取れます。50歳からでも「なるべく早く、なるべく長く」加入し、iDeCoを賢く活用しましょう。

 

 

山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ
代表取締役

 

 

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※本連載は、山中伸枝氏監修による書籍『いちからわかる!新NISA&iDeCo 2026年最新版』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。

いちからわかる!新NISA&iDeCo 2026年最新版

いちからわかる!新NISA&iDeCo 2026年最新版

監修:山中 伸枝

インプレス

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