「目的を持って使うこと」を選んだあとの変化
克也さんは、妻と改めて話し合いました。これまでの考え方を謝るとともに、「これからは一緒に使い方を決めたい」と伝えたそうです。
・年に一度は家族旅行をする
・月に一回の外食を家族のイベントにする
・家族の「今やりたいこと」を尊重する
資産額は以前より増えにくくなりましたが、不思議と不安は減りました。克也さんは「がむしゃらにお金を貯めていたときより、今のほうが家族と一緒にいる幸せを感じている」と言います。
お金は人生の代わりにならない
家族がいる人にとって、お金は「家族を守るための安心の土台」の1つです。しかしそれ自体が目的になってしまうと、人生の価値が失われていきます。
お金は、貯めるためだけにあるのではありません。誰と、どんな時間を過ごすかを選ぶための道具でもあるのです。
克也さんのように、命の危機が教えてくれる前に、その価値に気づける人が増えることを願わずにはいられません。
新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP®
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