“在宅ひとり暮らし”の限界と、現実的な対策
恵子さんは幸い一命を取り留めましたが、医師からは「独居生活の継続には注意が必要」と指摘されました。
「同居や施設だけが答えではありませんが、何らかの見守り体制は必要でしょう、と言われました」
総務省の各種統計では、高齢単身世帯は年々増加しており、家族の目が届きにくい「一人暮らし高齢者」が社会的課題となっています。高田さんは今回の出来事をきっかけに、母の家に見守りセンサーを設置し、週1回の訪問型見守りサービスも利用するようになりました。
「母は“まだ大丈夫”と言います。でも、あの夜の声を聞いたら、もう以前のままではいられませんでした」
高齢の親が口にする、はっきりしない違和感や不安。それは、大きな事故や体調悪化の“入り口”であることもあります。
特別な言葉でなくてもいい。「寒い」「おかしい」「変だ」という小さな訴えに、どう応えるか――。冬の夜に鳴る一本の電話が、家族の在り方を問い直すきっかけになることもあるのです。
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